イスラエルの大半の専門家、反撃能力があるイスラエルをイランは攻撃しないとの見方
2012年02月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルの大半の専門家、巡航ミサイルを保持しているイスラエルには反撃能力があるため、イランはイスラエル攻撃のリスクを冒さないと主張

2012年2月16日『クドゥス・アラビー』

【ナザレ:本紙・ズハイル・アンドラーウス】

イスラエルのメディアは昨日、イスラエル軍参謀幕僚長ベニー・ガンツの「イランは軍拡競争の頂点にある」との発言を報じた。ガンツ参謀幕僚長は、イスラエルにはあらゆる脅威に立ち向かう備えがあると強調し、「現イランのアーヤトッラー体制は軍拡競争の頂点にあり、イスラエルおよび西側諸国の標的を攻撃しようとしている」と述べた。これは、ここ二日間のインド、タイ、グルジアでのイスラエル大使館を狙った爆破作戦を指しての発言である。

さらにガンツ参謀幕僚長は、以下のように語った。「今やイスラエルの安全を脅かそうという大声がそこかしこから聞こえてくるが、我々は親愛なる者たち(殺害された兵士たちのこと)の面影から決意と大きな力を得て、これらの脅威にしっかりと立ち向かう」「イスラエル周辺諸国で嵐が吹き荒れ、群衆の声が他を圧倒している昨今、我々が遂行すべき任務とは、イスラエルを防衛するための強固な準備をし、どのような脅威にも直面できるようしっかりと備えておくことだ」。

ガンツ参謀幕僚長がこうした姿勢を示したのは、イランのマフムード・アフマディネジャード大統領がテヘランで行われた祝典で、イラン製の核燃料棒を装填し、数千の国産遠心分離機を設置したと発表した数時間後のことだった。

(後略)

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:25588 )