バルザーニー・北イラク大統領、全クルド人に呼びかけ、「権利を手にするとき」
2012年02月19日付 Radikal 紙

メスート・バルザーニー・北イラク大統領は、平和民主党(BDP)党首と民主社会会議(DTK)議長も参加したマハバード共和国建国記念会議で、「ついにクルド人が権利を手にする時が来た」と話した。

イランで1946年に建国されるも、同年にイラン軍により消滅させられたマハバード共和国の建国記念のため、イラク北部のアルビールで会議が行われた。会議には、北イラクのメスート・バルザーニー大統領の他に、大統領の招待で平和民主党のセラハッティン・デミルタシュ党首、民主社会会議のアフメト・テュルク議長、無所属国会議員のレイラ・ザナ氏、アイセル・トゥールク氏、平和民主党所属の国会議員スッル・サクク氏とナズミ・ギュル氏も参加した。

開会のスピーチを行ったメスート・バルザーニー大統領は、マハバード共和国の歴史と重要性について話した。また、クルド人が権利を手にする時がついに来たとし、この問題に決着をつける必要があると述べた。メスート・バルザーニー大統領は、スピーチを以下のように続けた。

「あらゆる現実が明らかにしているところであるが、クルド問題の平和的な方法での解決が必要だ。もし私たちが平和の実現に着手すれば、重要な収穫になる。もし対話の道を選べば、近隣諸国との末永い関係ができる。クルディスタンのすべての地域にはそれぞれ独自の特徴があり、自身の運命を決める権利がある。今、一部の裏切り者たちがクルドの歴史を乱そうとしているのが見られるが、私たちは彼らが何者であり、何をしようとしているのかを知っている。」

■平和民主党と民主社会会議の代表団、タラバーニー大統領、バルザーニー大統領と会談へ

メスート・バルザーニー大統領の招待でアルビールに滞在中の平和民主党のセラハッティン・デミルタシュ党首と民主社会会議のアフメト・テュルク議長が率いる平和民主党と民主社会会議の代表団が会議の後、イラクのジャラール・タラバーニー大統領、北イラクのメスート・バルザーニー大統領と個別に会談することが明らかにされた。

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:25611 )