ケマル・ブルカイ、政治復帰―権利自由党へ
2012年02月19日付 Milliyet 紙

長期間にわたる国外での生活の後トルコに帰国した作家のケマル・ブルカイが、政界に復帰した。

作家のケマル・ブルカイは、権利自由党の党員として政界復帰した。カドゥキョイ支部が主催した党員集会に参加したブルカイ氏は、PKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)の一方的な武装解除が有益であると述べた。長期間にわたる国外生活の後にトルコへ帰国した作家のケマル・ブルカイ氏は、Hak-Parと略称される権利自由党の党員となった。

ブルカイ氏は、党員集会における議題に関して意見を述べた。

■「PKKは武装解除すべきである」

トルコは急速な変化の只中にあると述べたブルカイ氏は、以下のように話した。「かつては罪を犯した伍長ですら摘発することはできなかったが、今では将官らが逮捕されている。これは体制が変化していることの表れである。」

このような現状においてはクルド政策の変化も必要であると述べたブルカイ氏は、さらに以下のように話した。「政治を変える必要がある。私の考えでは、クルド人もトルコ人もこれを求めている。もはや武力によって結果を得ることは不可能である。政府にとっても、反政府勢力にとっても不可能なのだ。更に言えば、PKKが一方的に武力解除することが有益であると信じている。」

■国家諜報機構(MİT)とPKKの協議

ブルカイ氏は演説の中で、MİTによるPKKとの協議に関する議論についても言及した。この協議は前向きな努力であると述べたブルカイ氏は、以下のように発言した。「しかし(単なる)協議を超える非難されるべき行いがあるならば、それは公表されるべきであり、包み隠されてはならない。メディアが報道しているように、クルディスタン社会連合(KCK)が国家によって、そしてMİTによって組織されたことが伝えられている。つまり、KCKを完全に掌握し、さらにはKCKの活動を指図していると伝えられているのだ。もしこれが事実であるならば、これは非常に深刻な状況である。そして、これを調査することほど当然なことはない。」

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:25613 )