国会会派代表者会議、拘留中の国会議員への給与支払いを決定
2012年02月23日付 Zaman 紙
国会議長ジェミル・チチェキが招集した国会会派代表者会議は満場一致で拘束中の8名の国会議員に関する一連の決定を下した。
この決定によれば拘束中の国会議員は、その他の国会議員同様に議員職から生じる全ての所与の権利から恩恵を受け、給与と手当てが支払われる。この国会議員の預金口座に貯蓄された給与は、それぞれにまとめて支払われる。また当の議員拘束状態は、国会議員職務の中断という点で正当な理由とされた。文書化された名分がある国会議員には、給与と手当は承認を必要とせずに支払われる。
現在エルゲネコン裁判で審理中の共和人民党ゾングルダク県選出議員メフメト・ハベラルと共和人民党イズミル県選出会議員ムスタファ・バルバイ、バルヨズ裁判で審理中の民族主義者行動党のイスタンブル県選出議員エンギン・アラン、クルディスタン社会連合(KCK)裁判で審理中の平和民主党のマルディン県選出議員ギュルセル・ヤルドゥルム、平和民主党シャンウルファ県選出議員イブラヒム・アイハン、平和民主党シュルナク県選出議員セルマ・ウルナクとファイサル・サルユルドゥズ、ヴァン県選出の無所属国会議員ケマル・アクタシュは拘留中である。
一方、ジェミル・チチェキ議長は、自身に授与されることになったガーズィー大学経済経営学部の名誉博士号授与式に出席し、同式典ののちに新聞記者達の質問に答えた。拘束された国会議員の 所与の権利に関して国会会派代表者会議が下した決定について言及し、「会議でその議題は議論されました。(給与が)支払われる方向で決定は下りました。やるべきことがなされました。この問題はこの形で処理されます。願わくば、(国会議員の逮捕などということが)二度とおこらず、こういう決定をしなければならない状況にならないようにと願っています。これが望みです」というように述べた。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:25655 )