レバノン:アル=ハリーリー氏、シリア人民への支援のあり方を語る
2012年02月26日付 al-Hayat 紙

■アル=ハリーリー氏:シリア人民のための支援は政治的かつ人道的なもの その支援以外において彼らは自身のことに対処できる

2012年2月26日『アル=ハヤート』

【ベイルート:本紙】

レバノンのサアド・アル=ハリーリー前首相は、ウェブニュースサイト「レバノン軍団」との会見で「体制はいろいろ変わっても、いかなる体制であろうと人民のためにあるべきだ」と考え、ロシアがシリア人民に対する強硬姿勢を続ける可能性をは低いと評価した。

アル=ハリーリー氏は,「レバノン第一」という優先事項を強調しつつも、「シリア人民との団結が重要である。彼らは、シリアの体制による虐殺に直面しており、シリア人民との団結は第一に人道的・倫理的動機からであり、第二にシリア人民と(レバノンが)隣接しているという近しい関係の性質からである。」と述べ、シリアの反体制派支援の重要性もおろそかにしなかった。

アル=ハリーリー氏は、上記のウェブサイトに引用されたように「選択肢は明らかであり明白だ:人道的、倫理的、政治的、広報的に、際限なくシリア人民を支持することだ。また、支援がこの枠組みを超えないようにしなくてはならない。なぜなら、シリア人は自らの物事に対処することができるからだ。」と強調した。

また、彼は足のケガが回復した後、「ツイッター」を通して自分を支持する人々との交流を再会することを強調し、「あらゆる調停は、バッシャール・アル=アサド体制の崩壊は必至であり、アル=アサド体制崩壊後レバノン内政は全面的に変化するだろうという理由から、レバノンにおける国内(政局)の展開を急がせることはしない。そして、長年にわたってバアス党政権とつながりを持っていたものはすべてが崩壊するであろうことも必至である。このような者は、レバノンのあらゆる機関、行政組織にいる。すべての事柄は時間を要するが不可避のことである。サミール・カシール(※反シリアのフランス系レバノン人ジャーナリスト。2005年6月のベイルート爆破事件にて暗殺される)は正しかったのだ。」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:25684 )