今年の冬、寒さのせいで花の輸出が減少
2012年03月01日付 Zaman 紙

鑑賞用植物及び関連商品輸出者連合会のオスマン・バーダトオール会長は、冬という悪条件と、寒波が生産にマイナスの影響をもたらしていることが輸出減の原因であると述べた。昨年2月には800万本の生花を輸出したが、今年の同時期で500万本に落ち込んだことを言及したバーダトオールは、「生産が30%落ち込んだにもかかわらず、輸出額はたったの15%しか落ち込みが見られなかった。同様に昨年2月に5億リットルだった切花の輸出量は、今年同時期に3億2千万リットルとなった。輸出量は35%落ち込んだが、輸出額は15%の落ち込みだった」と強調した。

バーダトオール会長は、生花産業で最も重要な2日間であるバレンタインデーと3月8日の世界婦人デーにおいて、天候条件が悪かったことがトルコの生花輸出減の要因であると述べ、今年の寒波が、トルコだけではなく、世界中で、ヨーロッパ、そして他の地域でも鑑賞用植物の生産と販売にマイナスの影響を増幅させたと解説している。バーダトオール会長によると、2月の生花産業で最も重要な輸出市場は、ドイツ、ウクライナ、オランダ、イギリス、イラク、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、ロシアだった。イラク、トルクメニスタン、アゼルバイジャンといった市場では、トルコの建設企業の現地での発展に平行して、生花の輸出増加が続いている。ドイツ向けには35%、アゼルバイジャンへは191%、トルクメニスタンへは6%の生花輸出増加が見られた。生花の輸出市場においてシェア増加継続が期待されていることを示したバーダトオール会長は、「気候が通常に戻れば、輸出が回復し、かつての輸出増加速度に近づくと信じている」と述べた。

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( 翻訳者:櫻川知子 )
( 記事ID:25712 )