トルコの青果の輸出売上げは年始めの2ヶ月で3億7,195万5千ドルの外貨を得た。このうち最も輸出量が多かった果物はザクロである。
トルコ青果輸出協会(TYMSIB)のケマル・カチマズ部門委員長が会見を行い、年始めの2ヶ月で合計56万153トン278キロの農作物を輸出し、3億7195万5千ドルの収入を得たと述べた。冬の悪条件により収穫と発送が難航したことで、青果と柑橘類は2012年1月1日から2月29日に昨年の同時期に対し量としては13%、収入としては23%減少したという。カチマズ委員長は昨年の同時期に比べ輸出が減ったことを「どうしようもない原因があった」と位置づけ、「冬の悪条件の結果、収穫も発送もできなかった。このため数字は減少した。しかし、天候条件が正常になったここ数日から、輸出はまたもとのようになると考えている。それどころか、今月以降は前の2ヶ月の損失を補うことすらできるだろう」と話した。
また、輸出される果物の1位はザクロであったとして、次のように続けた。「今年の始め2ヶ月に我々が最も輸出した果物はザクロだ。この時期に1万6,659トン325キロのザクロが輸出された。そして、1,108万1,113ドルの外貨をわが国にもたらした。果物ではザクロに続き、りんごが輸出高4205トン804キロで収入174万6,668ドル、カリンが輸出量3,176トン896キロで収入248万6,500ドルの成果を挙げた。つまり、ザクロで外国の食卓を最も多く飾ったのだ。」
■一番の輸出先はイラク
カチマズ部門委員長は、近年のPR活動と良好な関係により全世界に販売網を拡大できたことを述べた。1月2月の最高輸出が対イラクで、8,175トン487キロの輸出を行い、370万1,423ドルを得ており、これにロシア、ドイツ、ウクライナが続いている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:25888 )