文化観光省、文化省と観光広報省に再編へ
2012年04月02日付 Milliyet 紙

政府の文化観光省再編計画が実現する。「観光広報省」の名称が旅行代理店に関する法案に盛り込まれたのだ。

新旅行代理店及び旅行代理店協会法案は、文化観光省オズギュル・オザルスラン事務次官を議長とする会議で取り上げられた。同会議には、トルコ旅行代理店協会幹部も出席した。

会議で提議された法案には、「文化観光省」・「観光広報省」両方の名称が使われた。文化観光省の再編は、近年の新省庁再編プロセスにおいても問題となっ た。タイイプ・エルドアン首相は、内閣刷新前に、「ことによると観光を文化と切り離し、広報と結びつけるかもしれない。観光広報省設立の可能性がある。何故ならば、 観光は、広報において最も重要な役割を果たすと考えるからだ。現在、この趣旨の取り組みを行っている」と述べた。

時の流れと共に、文化・観光を担当する省庁の名称は何度も変更されてきた。報道・出版観光局として出発し、観光・広報省となったが、その後、文化と観光は別々の官庁に分けられた。

2003年、文化と観光は統合され、1つの省が管轄することとなった。観光広報省の名称は、1972年の旅行代理店法で使われている。

■被損害旅行客に対する特別委員会

法案では、旅行客に対する配慮も取られている。旅行で損害を受ける旅行客は、旅行客向けに設立される特別委員会に申請し権利行使を模索する。旅行賠償委員会傘下のこの組織は、トルコ旅行代理店協会より2名、文化観光省より1名、国庫事務局より1名、関税・通商省より1名の計5名からなる。

法案では、違反する旅行代理店に対する罰則の強化も盛り込まれている。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:25966 )