「トルコ共産党」本家争い
2012年04月06日付 Radikal 紙


「我々こそがトルコ共産党である」と口論をしていた二つのグループ間の緊張状態が、喧嘩へと発展した。この喧嘩で負傷者が発生した。

情報によると、ベイオールのキャーティプ・チェレビー街区ビッルルジュ通りにあるTKP(「トルコ共産党」1)の一時的な連絡事務所が入居しているビルの前に現れた 20人ほどのグループが、事務所に入ることを望んだ。しかし事務所にいた者たちがそれを認めなかったため、双方の間で口論が起こった。口論はすぐさま暴力沙汰の喧嘩となった。この喧嘩で2つのグループから合計13人が負傷した。喧嘩では鉄の棒やこん棒などが用いられたことが伝えられた。負傷者の一部が自力で歩いてタクスィム救急病院へ行く中、足の骨折が判明した者は救急チームにより同病院へ運ばれた。喧嘩に関して説明を行ったTürkiye Komünist Partisi(「トルコ共産党」1)報道担当のオヌル・バルジュ氏は、「以前から社会主義権力党(SİP)の党員であり、2011年に『トルコ共産党(TKP)』(2)名乗るようになったこのグループは、我々(「トルコ共産党」1)に脅威を与えた。我々こそが92年続く『トルコ共産党』(1)である。1980年9月12日クーデ ターの際に解党されたが、再び結成された。我々が『トルコ共産党』の本家であるが、未だ彼らは自らが『トルコ共産党』であると主張している。我々は建物の前で彼らが中に入るのを阻止しただけだが、彼らは我々に攻撃を加えた。」と述べた。警察はこの事件について調査を始めた。

■会見が行われた。

TKP(トルコ共産党1)中央委員会が行った書面での説明は、以下の通りである:

Türkiye Komünist Partisi(トルコ共産党1)のイスタンブルにおける仮の連絡事務所は、午後17:15頃、手にこん棒を持った全て男性で構成される30人近くのグループにより襲撃された。襲撃者たちはその際、中にいた1人の女性、63歳の男性を含む合計5人の我々の仲間に対して、手にこん棒を持って襲撃した。事務所に置かれていたTKP(「トルコ共産党」1)の政策パンフレット、旗、プラカードを強引に奪ったこのグループに対して、我々の仲間たちはスローガンと共に「君たちの脅しに 決して屈しない」と対抗した。63歳の仲間を含む2人の党員が、病院へ運ばれた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:櫻川知子 )
( 記事ID:25993 )