イラク:バグダードでイランの核問題についての協議を開催
2012年04月08日付 al-Hayat 紙

■イラン、自国の核兵器生産能力を認める

2012年4月8日『アル=ハヤート』

【テヘラン:ムハンマド・サラーフ・スィドキーヤーン;バグダード:本紙】

イラク政府の情報筋は、イランと同国の核計画に関心を持つ6カ国の一団との間に協議を設ける準備を開始したことを明らかにした。イラクは国連常任理事国5カ国とドイツがイラクでの協議開催に同意するのを待っている。また、テヘランはトルコでの協議開催を拒否すると強調した。これは、トルコの立場が「中立的でない」ことに抗議してのことである。しかし、事情に通じた筋は、協議が(予定通り)イスタンブルで開催されることを排除しなかった。

イランが「原子力エネルギーの国家的な記念日」を祝う日の前夜、シューラ評議会(国会)の経済委員会のゴラーム・レザー・メスバーヒー・モガッダム委員長は、イランは容易にウラン濃縮の割合を90%まで高めることができると述べた。

イランが上記のような立場を表明したのと同じ時期、イラクのムハンマド・アッ=ドゥーリキー外務次官は国連安保理の常任理事国5カ国とドイツの外交団の代表と、EUの代表に、同国のホシュヤール・ズィーバーリー外相からの書簡を届けた。この書簡は、イラク政府が「核」協議を開催する件に同意したことを確認する内容である。

イラク首相周辺の情報筋は本紙に対し、「5+1グループの会合開催地がバグダードに変更になった理由は、第一にイランに帰せられる。しかし、アンカラに滞在しているイラク代表団は、この措置に対するトルコの立場について協議するであろう。すなわち、イラク政府は近隣諸国との関係正常化を進め、いかなる新たな緊張も回避することに努める。」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:26006 )