■途上国が加工食品の需要をけん引
2012年4月9日月曜日『アル=ハヤート』
数十年前の、大勢がピラミッドからジュースを飲んでいるという漫画を覚えてない人がいるだろうか。初めて牛乳の紙パック包装を発明した、今年で創立60周年を迎えたスウェーデンの「テトラパック」社製の「ルーベン・ラウジング」である。その後同社は次々と食品包装を行なっていった。食の安全に対する恒常的な懸念がある中、本紙は、ドイツのケルンにて「アヌーガ・フードッテック2012年」が開催された折、「テトラパック」の大中東での副代表、「テトラパック‐トルコ・コーカサス地方」の常務フランシス・グーデンデイ氏にインタビューし、食品包装の見通しについて話を聞いた。
ケルン(ドイツ) リーナ・ラフバーニ
大中東地域における「テトラパック」グループの副代表フランシス・グーデンデイは本紙に対し、同社は昨年世界で104億ユーロ(140億ドル)の収入を達成したと確認し、先進国が同社のビジネスの半分を占めていると続けた。他の半分が中東を含む途上国のものであるが、将来の傾向としては、世界の食料需要の成長を記録する途上国の方へ舵を取っていくと述べた。
中東
そしてグーデンデイは「テトラパック」の大中東地域は25カ国から構成されており、ここにはアラブ諸国、北アフリカ諸国、トルコ、イラン、パキスタンが含まれる。このうち12の国に社はオフィスを構えており、1400人の職員と専門家を雇っている。その内、ジッダ(サウジアラビア)、イズミル(トルコ)、ラホール(パキスタン)の中心の3社が、地域の500の食品会社に分配しているのであるとまとめた。
(後略)
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( 翻訳者:佐々木このみ )
( 記事ID:26012 )