検察、レイラ・ザナ議員に禁固55年求刑
2012年04月12日付 Radikal 紙

これまでに行った九つの演説がもとで起訴されていたディヤルバクル選出のレイラ・ザナ議員(無所属)に対し、検察は懲役55年を求刑した。

ディヤルバクル第5重罪裁判所で12月4日に「テロ組織の構成員」罪で10年の禁固刑が出され、その後被疑者の陳述が十分でなかったとの理由から最高裁判所9刑事小法廷が棄却した判決に続いて、新たに裁判が始まった。裁判には在宅起訴中のレイラ・ザナ国会議員は出席せず、弁護士のフェトヒ・ギュムシュ氏が臨んだ。

裁判所は、最高裁判所から形式的な用件の面で(手続き上の理由で)同裁判が棄却されたため、被疑者が新たに陳述を行わない場合でも裁判を進めることが可能であり、過去に同裁判所が下した3番目の中間判決は放棄され、裁判の継続については満場一致で決定されたことを確認した。

検察は、ザナ議員について最高裁判所が棄却決定の前に示した事実(罪状)に関する見解を繰り返し、被疑者が組織の構成員であることが、直接違法なテロ組織の構成員であると言うことが確認され、被疑者が組織の宣伝活動を9回行い、組織の構成員であるという罪を1回犯しているとの理由から合計55年の禁固刑を科すよう要求した。

レイラ・ザナ議員の弁護士フェトヒ・ギュムシュ氏は、見解に異議を唱え、「 検察側の事実に反する見解には同意しません。以前の陳述を繰り返します。議員(本人)はアンカラにいるため、裁判に参加しませんでした。これ以降の裁判は議員(本人)の出廷なしで行われるよう要求します」と話した。

裁判所は、被疑者の弁護士らへ書類を確認するための期間をあたえ、裁判を5月24日へ延期した。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:26060 )