ジャラール・シャンムート「共作のアラブドラマは良好な状態にある。」
2012年04月13日付 al-Hayat 紙


■ジャラール・シャンムート「共作のアラブドラマは良好な状態にある。」

2012年4月13日金曜日『アル=ハヤート』

【ダマスカス:ガイス・ハンムール】

シリア役者のジャラール・シャンムートは、次のラマダーンに3つの作品を通してアラブの視聴者たちの前に登場する。その中で最も目立ったものは、スター、アッバース・アン=ヌーリーが共演し、ターミル・イスハクが監督する「アル=ウマイミー」である。この中で、シャンムートはアル=ウマイミー・「アン=ヌーリー」の兄弟であるファトヒー・ 「アブー・シャリーフ」を演じる。シャンムートはこの参加と、作品全てについて、「ハヤート紙」に以下のように語った。「これは私にとって初めてのダマスカスという環境を背景にした作品への参加で、今年は、一つ以上の作品環境に参加しないと決意する機会となった。しかし、この作品の特徴的なところは、ダマスカスを背景とした連続ドラマの中によくあった下町の物語から少し脱却し、社会的資料化の枠組み作りに至った点である。私は監督のターミル・イスハクと初めて仕事をしたのだが、彼は手法に優れ、何を提供するか、や探求している目標などに対する明瞭な考えを持っていると考える」と述べた。

 他の作品への出演については、彼は国際シリア制作のアル=ムサンナ・アッ=サバーフとの共演の連続ドラマ「目の保養」に出演し、そして連続ドラマ「裸の魂」では制作公社のアッ=ライス・ハッジョーと共演したと述べた。

危機の影響

シリアドラマへの現在の危機の影響に関して、シャンムートは危機はドラマへの影響を持つ、と強調し、「私たちは社会とは縁を切れない分野で仕事をしている。確実に言えることにはドラマは政治や、その社会の危機などに影響され、これはもちろん作品の質に影響する。同様に、作品制作上使う戦術もまた違ってくる」と述べた

そしてシリア人俳優が彼らの作品出演のためにアラブ諸国へ移住することについて、これが国内情勢の結果による移住なのかどうか、そしてシリアドラマへの現在の危機の結果に関して、シャンムートは「移住についてはいつも話題に登っている。私は両者が結びついているとは思わない。シリア人俳優が過去のアラブ作品に出演しており、またアラブのスターたちがシリアのドラマにも出演しているが、ここ最近になってそのことがより広く、大きく取り上げられるようになったのである。」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:佐々木このみ )
( 記事ID:26061 )