サウジ訪問のエルドアン首相、シリア問題で発言
2012年04月13日付 Yeni Safak 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は「シリアの民主的変革プロセスが人々の要望に沿って一刻も早く容易に完了される必要がある」と述べた。

エルドアン首相は、サウジアラビア国王アブドッラー・ビン・アブドルアズィーズ・アル・サウードと行った会談に関し、記者らに会見を行った。

アブドッラー国王の招待を受けて実現した訪問で、両国関係と同時に両国が関心を抱く地域および国際関係の展開について意見交換が行われたことが明らかにされた

同国王が首相に特別な関心を寄せたとされる一方で、会談では両国の協力関係が一層進展し、政治的対話が強化されるため、いかなる措置を講ずるべきかが話し合われたという。また、会談で、アラブ連盟や湾岸協力会議、イスラム協力機構を通じて両国関係のさらなる強化という点で意見が一致したことが強調された。

会談では、特にシリア問題が取り上げられ、シリアの国土の保全が守られることが重要だとされたことが明らかになった。さらに、エルドアン首相が、会談で「シリアの民主的変革プロセスが人々の要望に沿って一刻も早く容易に完了される必要がある」と発言したとされ、両国ともシリアでアナン・プランにしたがって国際監視団をこの国へ派遣することが重要性だと指摘したことも明らかにされた。

会談で、アナン・プランがシリア現政権の時間稼ぎの道具になることを許さないことが必要とされ、シリア問題において、トルコとサウジアラビア両国の見解が一致をみたとされた。

エルドアン首相が会談の際に、アブドッラー国王に、2007年2月24日にリヤドにある宮殿で撮影した、二人が一緒に写っている写真を贈ったことが明らかにされた。

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( 翻訳者:細谷和代 )
( 記事ID:26065 )