イスタンブル映画祭終了、金のチューリップ賞は「丘の向こう」
2012年04月14日付 Hurriyet 紙


第31回イスタンブル映画祭の閉会式がリュトゥフィ・クルダル国際会議場・展示場で行われ、「金のチューリップ賞」の受賞作品が発表された。その夜、最優秀作品賞は、エミン・アルペル監督の「Tepenin Ardı(Beyond the Hill/丘の向こう)」が受賞した。

イスタンブル・リュトゥフィ・クルダル国際会議・展示場での授賞式は、バルバロス・エルキョセ氏のクラリネット演奏で幕を開いた。式では、まず第31回イス タンブル映画祭開催中に亡くなったクロード・ミレール監督、俳優のメラル・オカイ氏そしてエクラム・ボナ氏が追悼された。
授賞式では、ラディカル紙市民賞をアルベルト・ノベス氏が受賞。ラディカル紙市民審査員賞は「Yeraltı(Inside/インサイド)」に与えられた。
またフィブレスキ賞は国際部門でネジャド・アクン監督の「Uğurlu Tepeler(Wuthering Heights/嵐が丘)」が受賞した一方、国内配給部門は「丘の向こう」が受賞した。

特別佳作(人権映画賞)は、「Memleket (Terraferma/故郷)」が受賞し、次点の受賞作には「Öteki Tarafa Yolculuk (Crulic – The Path to Beyond/クルリク)」が選ばれ、フェイス賞は「Sadece Rüzgar(Just the Wind/風だけが吹いていた)」に授与された。

■金のチューリップ賞受賞者・受賞作品一覧

最優秀作品賞:「丘の向こう」
最優秀監督賞:ゼキ・デミルクブス(「Yaralti」)
最優秀男優賞:エンギン・ギュナイドゥン(「Yaralti」)
最優秀女優賞:サネム・オゲ(「Şimdiki Zaman(PRESENT TENSE/プレゼント・テンス)」)
最優秀フィクション映画賞:ゼキ・デミルクブス(「Yaralti」)
最優秀脚本賞:「丘の向こうに」
最優秀撮影監督賞:トゥルクソイ・ギョレベイ(「Yaralti」)
最優秀音楽賞:ムスタファ・ビレル(「İz-Reç(The TRACE/トレース)」)
受賞時、同氏が「私たちはエメッキ・シネマ座のことを忘れてないでしょう?」と述べると拍手が起こった。
オナト・クトゥラル審査員特別賞:タイフル・アイドゥン(「İz-Reç」)
金のチューリップ国際映画賞:「Yalnız Gezegen(The Loneliest Planet/ロンリープラネット)」(監督:ジュリア・ロクテフ)
審査員特別賞:「Oslo 31 Ağustos(8月31日、オスロ)」 (監督:ヨアヒム・トリアー)

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:26074 )