ICPOサウジアラビア支部、国内でネット犯罪が増加していると警告
2012年04月15日付 al-Hayat 紙
■ICPOサウジアラビア支部、国内でネット犯罪が増加していると警告
2012年04月15日『アル=ハヤート』
【リヤド:本紙】
国際刑事警察機構(ICPO)サウジアラビア支部は、インターネットや架空の企業を通した売買行為において、ネット詐欺事件が増加していると警告した。昨日(14日)にはネットを利用する国民および滞在者に向けて発表した声明で、「詐欺被害を防止するために、インターネットの利用中には注意を払い、商業広告や偽の商取引に騙されることのないように」と喚起した。また、「業務上の手続きを完了させるという名目で、個人情報やパスポートの写し、経歴や情報の詳細を送信するよう求める国外の求人広告に騙されることのないよう、また金銭の巻き上げや不正利用といった被害に合わないよう」と警告した。
一方で、ICPOサウジアラビア支部のムハンマド・アッ=ズブン少将は昨日、フランス司法警察中央局局長らの代表団と会談した。そして同少将は、国際犯罪への対策、特に犯罪の未然防止やネット上の詐欺や犯罪行為を追跡する上で同支部が行っている努力について、フランスの代表団に対して具体的な説明を行った。
またフランスの代表団は、世界190カ国と連携している指導・管理センターを視察し、サウジアラビア支部の計画について報告を受けた。この計画とは、盗難に遭った車両番号やパスポート、国際犯罪案件や容疑者のデータに関する電子窓口を通じて、自動的に捜査や回覧するための警備分野のサイトを開設するというものである。なおこの計画は、ムハンマド・ビン・ナーイフ治安担当内務副大臣から直接的かつ継続的な支援を受けているという。視察終了時において、フランス司法警察中央局局長は、サウジアラビア支部が国際基準に合わせた発展を成し遂げたことを評価すると訪問帳にコメントを記した。なお今回の訪問は、サウジアラビアとフランスの間のあらゆる分野における協力の一環として実現したものである。
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( 翻訳者:桑原奈緒子 )
( 記事ID:26081 )