北イラク・クルド自治政府のマスード・バルザーニー大統領がトルコを訪問した。バルザーニー・北イラク大統領は、エルドアン首相と、ここしばらくトルコに滞在しているイラクのタルク・アル=ハーシミー副大統領と会談する。
(イスタンブルの)アタテュルク空港に到着したマスード・バルザーニー大統領は、VIPサロンでしばらく待機し、その後、警護を伴って06ナンバーの古いメルセデスに乗って、中心部へ向かった。
ここしばらくトルコに滞在しているイラクのタルク・アル=ハーシミー副大統領は、今日(4/19)トルコに到着した北イラク・クルド自治政府のマスード・バルザーニー大統領と会談する予定である。
会談は今日(4/19)の4時にイスタンブルのコンラッドホテルで行われることが分かった。イラクのヌーリー・アル=マーリキー首相が、ハーシミー・イラク副大統領に関して昨年の10月に拘束命令を出したことから、スンニ派指導者であるハーシミー・イラク副大統領は、バルザーニー・北イラク大統領の下の北イラクに逃げていた。ハーシミー・イラク副大統領がバルザーニー・北イラク大統領と行う特別会見で、シーア派であるマーリキー・イラク首相の民主主義に反する行いに対して、どのような戦略をとっていくのか話し合われるとみられている。さらに、ハーシミー・イラク副大統領が、バルザーニー・北イラク大統領に対し、トルコでの(これまでの)折衝に関する情報を伝えるものと見られている。ハーシミー・イラク副大統領は、トルコでの折衝で、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相やアフメト・ダヴトオール外相、ハカン・フィダン国家諜報機構事務次官と会見した。ハーシミー・イラク副大統領は、先立っての発表で、バルザーニー・北イラク大統領と北イラクに帰ることを表明していた。
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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:26124 )