レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、首相在任10年目を3月15日に迎えた。首相在任記録を見ると、デミレル首相とオザル首相の記録を超えているエルドアン首相は、在任期間が2015年まで続いた場合、メンデレス首相やイノニュ首相の記録をも更新する。
エルドアン首相は、首相在任記録においてイノニュ首相やメンデレス首相、デミレル首相に次ぐ第4位にあたるが、連続在任記録としては第3位となる。エルドアン首相は、2015年まで首相を続投した場合、連続在任記録として13年3カ月を記録する。この場合、エルドアン首相は連続12年間首相に在任したイスメト・イノニュ首相の記録を更新することになる。
エルドアン首相は2003年、被選挙権を取り戻した後3月9日に行われた補欠選挙でスィイルト県の国会議員に当選し、2003年3月15日首相職をアブドゥッラー・ギュル現大統領から譲り受けた。エルドアンが首相を務めた第59代内閣は、2007年7月22日の総選挙まで続いた。首相は、2007年7月22日の選挙で公正発展党が47%の議席を獲得した後、第60代内閣を組閣した。第60代内閣の時代には、公正発展党は2度の国民投票と一度の地方選挙で勝利を収めた。エルドアンのリーダーシップの元、2011年の総選挙では得票数を50%まで引き上げ、国民の支持率も上昇させた。
エルドアン首相は、首相在任期間の長さで25人の首相の内4位に入った。エルドアン首相は、首相在任期間を見ると、イスメト・イノニュ首相、アドナン・メンデレス首相、スレイマン・デミレル首相に次いで4番目である。連続在任期間を見ると、5.5年連続で首相に在任していたスレイマン・デミレル首相と5年11カ月首相に在任していたオザル首相を超えた。イノニュ首相は16年4カ月の首相在任期間のうち12年が連続在任期間である。メンデレス首相の連続首相在任期間は10年5カ月である。
エルドアン首相は任期の最後まで首相職を続投した場合、13年3カ月在任していたことになる。この期間は、エルドアン首相に連続最長在任記録保持者の称号を与えることになる。エルドアン首相は2014年に共和国大統領に選出された場合、12.5年首相に在任していたことになる。
2002年の選挙の後エルドアン首相が被選挙権を剥奪された時期に、第58代内閣を組閣した外務大臣兼副首相であったアブドゥッラー・ギュル現大統領は、115日(4カ月)という最短在任記録を持つ首相となった。
トルコ共和国首相と、在任期間は以下の通りである。
イスメト・イノニュ:合計16年4カ月という最も長い期間在任した首相。イノニュは同時に12年連続で在任したことで、連続最長記録を保持している。イノニュは、第10代内閣において首相職についた。
スレイマン・デミレル:合計10年10カ月と最長在任記録2位の首相。第7代内閣で首相職についたデミレルは、連続では5.5年間在任した。
アドナン・メンデレス:1950年から1960年の間5つの内閣で、合計10年と5日継続して首相に在任した。
トゥルグト・オザル:「9月12日(1980年)クーデター)以降、大統領に選出されるまで2回内閣を組閣し、連続して合計5年11カ月首相に在任した。
ビュレント・エジェビト:異なる時期に合計5年7カ月首相に在任した。連続在任記録としては、3年7カ月。
シュクル・サラチオール:一党体制時代に4年1カ月首相に在任した。
レフィク・サイダム:3年1カ月
ビュレント・ウルス:3年3カ月
タンス・チレル:2年9カ月
メスート・ユルマズ:2年3カ月
ユルドゥルム・アクブルト:1年8カ月
ジェマル・ギュルセル:1年6カ月
シェムセッティン・ギュナルタイ:1年4カ月
ハサン・サカ:1年3カ月
ジェラル・バヤル:1年2カ月
ニハト・エリム:1年2カ月
レジェプ・ペケル:1年1カ月
ネジュメッティン・エルバカン:1年と二日
フェリト・メレン:11カ月
スアト・ハイリ・ウルギュプル:8ヶ月
ナイム・タル:7カ月
フェトゥヒ・オクヤル:7カ月
サディ・ウルマク:5カ月
アブドゥッラー・ギュル:4ヶ月
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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:26151 )