シリア:サウジアラビアとカタールから武器が流入
2012年04月24日付 al-Watan 紙

■複数のイスラーム過激派がヒムスにて殺害される。サウジアラビアとカタールの武器がシリアに流入

2012年4月24日『アル=ワタン』

【複数通信社】

サウジアラビアとカタールは、言葉の上だけで国連特使コフィー・アナンの計画に関わり、武装反体制派への資金供与や、シリア国内への武器の送り込み停止の誓約をしているが、新ヤーブースの税関事務局は昨日(23日)、大量の武器や弾薬をレバノン籍の観光用車の中から押収した。この車はレバノン人が運転し、シリア人が同乗しており、シリアへの入国を企てていた。現在までにわかっている情報では、押収物は上記二国のうち一国により供給されたものであると言う。

レバノンでは、軍情報局員が、武器を積み、2人のレバノン人と1人のシリア人を乗せた車を拘束した。この車は、北部シリア・レバノン国境に向かっていた。このことは、サウジアラビアとカタールがシリア人を出来るだけ多く殺戮する汚い行為の継続を計画していたことを示している。

一方、レバノンのメディア関係機関は、レバノンにおける第一の指名手配者であるアブドゥルガニー・ジャウハルがアル=クサイルの町において、自動車爆弾を準備中に殺害されたことを取り扱った。また、ワリード・アル=ブスターニーの殺害も報じられたが、これら両名はサウジアラビアが資金援助し、レバノン北部に本拠を置くファタハ・アル=イスラーム組織に属していた。

さらにイスラーム系ウェブサイトは、ヒムスにおける複数のチュニジア人、及びリビア人の多くの殺害を伝え、一方『ワシントン・ポスト』は多くの「聖戦士」が存在し、戦闘のために、レバノン北部からシリアに入ろうとしていることを指摘した。
シリア・アラブ軍は、「イスタンブル評議会」に利用されている、多国籍の多くのテロリストをすでに討伐した。アメリカとトルコのメディアが明らかにした情報によると、これらテロリストはサウジアラビアやカタールから、シリア軍との戦闘のための資金援助を受けている。

メディアのレポートは、最近大々的に、いくつかの近隣諸国による、過激派武装集団のシリア侵入のための活動を報じている。そこでは、サウジアラビアが、同国で逮捕されているアル=カーイダのメンバーを釈放し、彼らをシリアに送り込んでいることが述べられている。これは、トルコとヨルダンの仕業であり、両国はシリア人に対するテロ行為を行うため、リビアやアフガニスタンの過激派を彼らの国に集めているのである。シリア・アラブ軍が一掃せしめたテロリストのうち、二人の過激派は、フランス国籍を持つ、アルジェリア出身であるが、イドリブ近郊で、トルコからシリアに侵入しようとしていたところを殺害された。

Tweet
シェア


 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山﨑やよい )
( 記事ID:26165 )