アイヴァゾフスキー作「イスタンブルとボスフォラス海峡」」に記録的高値
2012年04月24日付 Milliyet 紙


イギリスの首都ロンドンで開催されたオークションで、イヴァン・アイヴァゾフスキーの油絵「イスタンブルとボスフォラス海峡」が323万3250ポンド(約900万リラ=約4.1億円)で売却された。

競売大手サザビーズが開催した「トルコ・イスラーム美術週間」の中で出品された同絵画は、今日4月24日に行われたオークションで、323万3250ポンド(約900万リラ=約4,1億円)で売却された。

100万ポンド(約1.3億円)で競売にかけられた同絵画は、オリエンタリズム風絵画の中で、過去最高値で落札された美術品として記録を塗り替えた。

ロシア人画家アイヴァゾフスキーが19世紀のボスフォラス海峡の景観を描いた絵画は、彼がイスタンブルに滞在していた1845-1890年に完成した。

オークションの目玉となったオスマン・ハムディ・ベイが1878年に描いた絵画「読書する青年エミール」には買い手がつかなかった。同絵画は300万ポンド(約3.9億円)で競売にかけられた。同絵画についた最終値は260万ポンド(約3.4億円)となった。

2008年にサザビーズが開催したオークションでは、オスマン・ハムディ・ベイの作品「イスタンブルの淑女」が338万500ポンド(約4.4億円)で売却され新記録を樹立している。

サザビーズが4月24-26日に開催する「トルコ・イスラーム美術週間」の中で、オスマン期から今日に至るまでの近代トルコ芸術の有名作品が出品予定である。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:26171 )