ススルルク裁判で服役の元内相メフメト・アアル、刑務所を選ぶ
2012年04月24日付 Radikal 紙


ススルルク裁判で2年の懲役が科されたメフメト・アアル旧内務大臣が、アイドゥン県のイェニパザル郡にある刑務所を選んだ。アアルは明日の出頭が待たれている。

ススルルク裁判で5年の懲役が科されたメフメト・アアル氏が、アイドゥン県のイェニパザル郡にあるK1タイプ刑務所に入所することが明らかになった。刑務所では改築が始まった。

警察庁長官および法務・内務大臣として職務にあたったアアル氏は、以前ある期間、正道党と民主党党首を担った。メフメト・アアルは党が2007年7月22日の選挙で(10%の)得票率枠を超えられなかったことを受け辞職し、活動的な政治生活を休止した。

同氏は、テロとの闘いが激しかった時期の様々な告発故にススルルク裁判の容疑者となり、裁判を審理したアンカラ特別第11重犯罪裁判所により2011年9月15日に5年の懲役刑の判決を受けた。弁護人は再審を請求したが、最高裁は判決を承認した。

■テロ組織の標的に

判決後、入所が必要となったアアル氏のために、法務省は安全な刑務所を探し始めた。テロ組織の標的になっている同氏のために、ボドルムに住む家族に近い複数の刑務所が調査された。法務省は、トルコのもっとも治安のいい都市のうちのひとつであるアイドゥン県のナズィリ郡とイェニパザル郡にある安全な2つの刑務所を候補と考え、イェニパザル郡にあるK1タイプの刑務所に決めたと明らかにした。

■刑務所で改築

これらのニュースをうけ、注目の的となったイェニパザル刑務所で服役する50人近い囚人が先の金曜日にアイドゥン県の他の刑務所に移送され、ただ1人刑務官が残されたことがわかった。改築が行われた刑務所の門がはずされた際、集中的な作業が行われていることが確認された。

また一方、刑務所の中でアアル氏のために特別な整備が行われていること、他の囚人らが接近できないこと、内部に風呂とトイレのある特別区域が用意されていることがわかった。郡タイプとしても知られる刑務所は4つの大部屋と2つの教育房から成り、女性と少年受刑者たちのために別の区域があり、図書館と集会室があることが明らかにされた。

4月23日の祝日のすぐ後、アアル氏に公式の通告がおこなわれることも明らかになった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:26172 )