エルドアン首相「国境侵害があれば、介入余儀なし」―シリア問題
2012年04月26日付 Hurriyet 紙

カタールに本部を置くテレビ局のアル・ジャズィーラのインタビューを受け、タイイプ・エルドアン首相は今後起こり得る国境侵害についてシリアへ警告をした。

エルドアン首相のインタビューは、アラビア語で放送され、30分の放映時間中シリア問題のみが扱われ、およそ以下のようなことを語った。

「我々には強力な軍がある。この点で今まで慎重に対応してきたし、今後も同様の対応をはかるつもりである。しかしながらシリアが特に周知すべきは、国境侵害に関して、以前の過ちを再び繰り返す場合には、もちろんトルコの対処は以前と同じではないということだ。このことを熟知すべきだ。また実際に知っている(はずだ)。この問題で、我々を不快にする国境侵害が継続する場合、もちろん NATO加盟国として当然の対抗措置を講ずる。その際に、NATOの加盟国のうちの一国でも攻撃を受けた場合に関する第5条項 が実行に移される。もちろん事態がそこまで深刻化しないことを願っている。」

■大統領の行為に反対している

「(シリアがトルコを敵視し非難していることに関し)我々は決してシリア国民の敵ではない。バッシャール・アル=アサドが行ったことを認めず、彼の行為に反対しているのだ。なぜならこの行為は人道的、イスラム的でもないからだ。人間を、無防備な人間を、無慈悲に殺したことが人道的な見地でどう評価されるかは明らかだ。」

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:26184 )