エジプト出版社組合、俳優アーディル・イマームと連帯
2012年04月27日付 Al-Ahram 紙
■エジプト出版者組合、俳優アーディル・イマームと連帯
2012年04月27日『アル=アハラーム』
エジプト出版社組合の自由委員会は、偉大な俳優であるアーディル・イマームと全面的に連帯することを公表した。委員会は、作者の想像力を体現する芸術作品のために彼に課せられた罪-どんな形であろうと、そうであってはならないのだが-、すなわち作品が「宗教の名誉毀損」であるとの訴えを非難した。
委員会は声明の中で、俳優アーディル・イマームによる作品について以下のように説明した。彼は、作品において、政治的・社会的見解を演劇のシーンで表現するが、彼のパーソナリティには関連がなく、程度に差はあれ、その表現や演技に関しては、見る者に判断が委ねられている。見るものは、受容可能なものとそうでないものを受け取ったメッセージの中で、峻別する。更に、彼の発表したものは、検閲が承認した作品であることをつけ加えた。
委員会の声明では、エジプト出版社組合は、スター、創作家、アーティストの以前の作品に対してこのような罪状への訴追が及ぶことへの危険性に注意を喚起している、と述べられている。このことは、表現と創作の自由を侵害を意味し、天啓の宗教が保証し、人道的な憲法によって定められている最も基本的な原則を侵すものである。このような憲法の中では、「想像の犯罪化、あるいはその犯罪的侵害」禁止や、すべて文明国家での確たる原則に関して強調されている。
エジプト出版社組合は創作と表現の出版の自由について、数ヶ月前に公表された文書内で、すでに「一部の派閥が出版と想像の自由を制限する強い表現を行ったとき時は、出版と表現と創作の自由に対する制限や検閲委員会、検閲の政治的機関の導入を完全に拒否する。」と公表している。それらが表現の自由と創作の自由への、受容しがたい、痛みを伴う侵害をもって形成された場合、さらに宗教的、政治的観点の問題を提起する恐れがある。そこから引き出されるものは、社会を先史時代へと引きずり戻すものなのである。
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( 翻訳者:柏田千秋 )
( 記事ID:26210 )