エジプト農業委員会、ナイル川の水汚染に対する罰則強化を要求
2012年04月28日付 Al-Ahram 紙
エジプト農業委員会、ナイル川の水汚染に対する罰則強化を要求
2012年4月29日『アル=アハラーム』
アブドゥルラフマーン・シュクリー(委員会代表)を議長として昨日、人民議会で農業・灌漑委員会が開かれた。それは、ナイル川の水が飲用水および灌漑用水の主な水源であることに鑑み、ナイル川の水と岸に対する侵害行為からナイル川を保護するため、そして汚染からの保護と人の健康の保護のための国家的計画の一環として行われたものである。
この問題を検討するための最初の公聴会では、議論により以下のように様々な必要性が提示された。すなわち、それが生活排水であれ、あるいは農業排水、工業排水であろうと、ナイル川に現在流入している全種類の下水を停止すること。違反者に対する罰則強化をすること。ナイル川の保護の名のもとに専門機関を設立すること。そしてその機関が法律の規定に則って強制力をもってナイル川への侵害行為に終止符を打ち、すべての違反を止めさせること。そして、ナイル川、運河、灌漑用運河、および灌漑用水路を流れる水を汚染から守るための、様々なレベルの国民を対象とした啓発・教育プログラムの実施。ナイル川の水を汚染から保護するための真摯で本当の保護プログラムを実施する上での現実的な代替案となるように、すべての県レベルで農村に下水道網を敷くプロジェクトを迅速に実施すること。ナイル川流域での人口増加の軽減のために地方にある砂漠地帯を有効利用すること。あるいは、ナイル川に廃棄する代わりに砂漠の植林に下水を再利用することによって砂漠地帯を有効利用すること。ナイル川の汚染および違反行為を止めるために、国家の全ての関係諸機関が努力を結集させること、である。
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( 翻訳者:西舘康平 )
( 記事ID:26235 )