原子力発電所で発電された940メガワットの電力が、全国の送電網に供給された。これはフェレイドゥーン・アッバースィー副大統領兼原子力庁長官が発表したもので、同氏によると、今回の措置は数多くの試験と発電所としての標準〔化措置〕を経て行われたものだという。
イラン国営通信の報道によると、アッバースィー長官は「原子力発電所で発電された940メガワットの電力が、土曜日(4/28)の夕刻に全国の送電網に供給された」と述べた。
同氏はさらに、「われわれはブーシェフル発電所の安全な初期運転〔の必要性〕を強調してきたことから、ブーシェフル原発プロジェクトにかかわってきた責任者や専門家らは、同発電所を受け入れられるレベルの活動にまで引き上げるべく、過去数ヵ月間〔時間をかけて〕努力を積んできた。そしてこの仕事に、彼らは見事成功した」と語った。
アッバースィー氏はまた、「ブーシェフル原発が供給している電力は、90年のバフマン月22日〔2月11日、革命記念日〕に730メガワットに達していた。策定された計画に沿う形で、同発電所のパフォーマンスと安全性を確実なものとするために、今後数ヵ月間、現在の出力のまま、設備とシステムの見直しを続ける予定だ」と指摘した。
昨年のシャフリーヴァル月〔2011年8/9月〕、ブーシェフル原発は約60メガワットの出力で、全国の送電網に接続された。同原発の最大出力は1000メガワットで、計画によれば、段階を踏んで原子力発電の能力を高めていく予定となっている。そして現在、この数字は940メガワットにまで高められたのである。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
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