フォーブスのトルコ「作家所得番付」ランキングによると、トルコ作家所得番付上位はアイシェ・クリン、エリフ・シャファク、イスケンデル・パラである。

2011年度の売上によるトルコの「作家所得番付」ランキングは、フォーブスの5月号に掲載された。

ランキング1位を獲得したアイシェ・クリンは、2011年発行の『回顧40年（Hayat Dürbünümde 40 Sene）』、『悲嘆の40年（Hüzün Dürbünümde 40 Sene）』では時代設定を現在から出発し1941-1983年の時代にした。この2冊は2011年に合計26万5千冊発行された。彼女の最新作は 『秘めた旅人（Gizli Anların Yolcusu）』である。

このように、初版が各々10万部発行となった3冊の小説を書いたクリンは、817万3300リラ(365,586,208円)の売上と163万4660リラ(73,117,248円)の印税で2011年度の「作家所得番付1位」となった。

ランキング2位のエリフ・シャファクの最新作は『イスケンデル』で、2011年に25万部発行された。合計発行部数が36万9千部に届いたこの小説により、シャファクは805万1500リラ(360,138,176円)の売上と、161万300リラ(7,214,840円)の印税でランキング2位を獲得した。

イスケンデル・パラは、53万6千冊の発行、659万9千リラ(294,711,552円)の売上と131万9980リラ(58,950,348円)の印税でランキング3位になった。

ランキング4位に474万8千リラ(212,045,824円)の売上と94万9600リラ(42,409,164円)の印税のズルフュ・リヴァネリ、5位に851万5千リラ(380,280,160円)の売上と85万1500リラ(38,028,016円)の印税のスィナン・ヤームルと続く。

昨年の番付に『愛の涙（Askın Gözyasları）』で名を連ねた5位のスィナン・ヤームルは、自身初の3部作で突如20万冊の壁を越えた。彼は著作を合計82万冊発行し、850万リラの売上で2011年の売上ナンバー1のタイトルを勝ち取った。しかし印税が10パーセントしか得られなかったため、85万千リラを手にし、ランキング5位 に甘んじた。

ランキング6位にアフメト・ウミト、7位にジャナン・タン、8位にユルマズ・オズディル、9位にセルダル・オズカン、10位にデメト・アルトゥンイェレッキリオール、11位にオルハン・パムク、12位にアフメト・トゥルグト、13位にミュミン・セクマン、14位にムスタファ・アルマアン、 15位にイルベル・オルタイル、16位にトゥルグト・オザクマン、17位にインジ・アラル、18位にヤヴズ・バハドゥルオール、19位にレハ・チャムルオール、20位にカフラマン・ターゼオールがランクインした。

「作家所得番付」ランキング20に登場する全作家たちの印税の合計は、初めてリストが掲載された2008年に比べ183パーセント増加し、千百万リラ(491,260,352円)になっ た。ランキング20の作家たちは、2011年に680万7千リラ(304,000,832円)の売上を記録した。2011年に最も売れた本ベスト20の合計は、10万冊を超えた。

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（ 翻訳者:大嶽真梨子 ）
（ 記事ID:26280 )