新憲法執筆プロセス始まる
2012年05月04日付 Yeni Safak 紙

トルコ大国民議会(TBMM)のジェミル・チチェキ議長は、新憲法執筆プロセスの開始とその詳細を、月曜日に発表すると明らかにし た。チチェキ議長は新憲法の執筆が実施される予定の第二段階が早急かつ妥当な期間のうちに終了するために迅速な作業が行われていると述べ た。

TBMMのチチェキ議長は、議長府にある議事堂別館に招集したTBMM憲法設置委員会の会議を晩に終えた。会場の出口で新聞記者達との会見を開いたチチェキ議長は、今日第二段階作業の最初の会議を開いたと明らかにし、月曜日の18時30分、そして火曜日の16時に再度集まり、迅速にこのプロセスを十分に検討・評価する努力をすると話した。

現在合意につとめているのは原則的な決定部分であると強調するチチェキ議長は、月曜日にこれらを全て公表する可能性があること、また第二段階の作業において各政党が決めたアドバイ ザー達が会議に参加する可能性を明らかにした。

同議長は、60カ国の憲法を入手しているとし、様々な組織や個人から寄せられた意見が大いに検討・評価されているとし、「この第二段階が早急かつ妥当な期間のうちに終了するために迅速な作業を続ける予定です」と述べた。

メディアを集めたチチェキ議長は、次のように語った。「我々が提供したものでない憶測報道をしないようお願い致します。また根拠のない情報を世論に広げないようお願い致します。各党が代わりに情報を発信することを我々が認めていないこと、そして我々全員が本当にこうした行為を不快に感じていることを伝えて下さい。4党が、一定の問題で決定を下し、集まり、互いに折り合い、努力し、尽力しています。皆がこれを積極的に尊重せなければならず、何人も代理を自認して評価を下してはなりません。」

また憲法作成プロセスにおいて指名された代表は約12名であり、この者達がたまたま集まったのではないとも述べた。議長は憲法作成プロセスを評価する際に、この国会議員達によって行われる発表に注意を払う必要があることを付け加えた。

チチェキ議長は、各党が行う発表は、(あくまでも)各党の見解であると指摘した。

期間についての質問に対しチチェキ議長は、「この、つまり期間を設けることは正しいことではありませんが、全体的目標があります。それは、今年の年末にこの憲法を世間に公表する意向であるということです。このカレンダー通りに事を運ぶよう励んでいます。最も濃い仕事を行う予 定の作業は、この第二段階の作業なのです」と答えた。

執筆がどの条項から始まる予定なのかという質問に対し、チチェキ議長は、後ほど明らかにする予定であると述べた。

(会議での雰囲気について)激しさを想起させる表現を用いるのは全く正しくないとし、以下のように続けた。「危機である、云々。何がおこるのです。何の危機なのですか。この作業では皆がそれぞれの考えを述べるでしょう。各自の考えは、時に相反する考えとなるかもしれません。異なった考えを述べた翌日には、「委員会の危機」となったり、「委員会で喧嘩」と…。どうぞ(お好きなように)お書きください、もしあなた方のためとなるなら。ただあとで憲法作業はなぜ成就しなかったのか、と言わないでください。この作業にあなた方もこうした意味において貢献して下さることを期待しています。」

会議のために秘密の決定が下されるか否かとの質問に、チチェキ議長は、「我々が行っている作業は秘密の作業ではなく、非公開の作業です。書類上に「極秘」とというサインもありません。より健全な環境で作業が出来るよう、我々はそれを非公開作業と言っているのです。秘密でも何でもありません。議事録もとっており、これほどの参加人数もいます。明日これらを発表する予定です。この仕事を健全な形で終わらせるために取られた決定です」との表現を使用し た。

「盗聴」を危惧しているとプロジェクトの複数の委員会メンバーが発言したことに話題を向けられ、チチェキ議長は、次のように返答した。「盗聴が違法に行われるなら、その対策を関係者が講じます。そうした質問は本人たちにして下さい。」

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:26302 )