ギュルセル・テキン議員、初めて自ら辞職の経緯を語る
2012年05月06日付 Radikal 紙


共和人民党(CHP)イスタンブル選出のギュルセル・テキン議員は、副党首辞任後初めて語った

テキン議員は辞職の理由を明らかにし、人間とではなくシステムとの間に問題があり、対立は全体的な方向性にあると述べた。ケマル・クルチダルオールCHP党首への不満についても、「私は党首にも不満を感じているが、彼を否定しているわけではない」と述べた。

ギュルセル・テキン議員は昨日(5日)、アンカラからイスタンブルへ到着した。テキン議員はアタテュルク空港でメディア関係者の質問に答え、党に反発と不満を向けていると述べた。テキン議員はCHPがトルコの心臓となることを望んでいると述べ、「CHP内に問題があればもちろん私はこれに反発するだろう。反発の対価を払う準備はできている」と述べた。身内の問題であることを強調した一方、「システムや全体的な方向性に関して問題がある。この認識も党首と共有した。国会議員として職務を続ける。常に党首のそばにいるだろう。私はCHPが政権をとり、ケマル・クルチダルオール党首が首相となることを望んでいる。管理されることには反対している。今日のトルコに関してCHPに目を向けると、CHPの内外で正常化と公正が必要とされている」と話した。

テキン議員は、新党結成の準備を進めるムスタファ・サルギュル氏とともに行動するだろうと言われていることについても否定した。辞任のきっかけとなったイスタンブル県党大会については、候補はだれもいなかったと主張した。党内には、言われているような派閥対立はなかったと強調した。

■イスタンブル広域市長候補に?

ギュルセル・テキン議員が2014年に行われる地方選挙でイスタンブル広域市長に立候補する可能性も主張されている。テキン議員がこのために5月13日に行われる党県大会でオウズ・カアン・サルジュ氏の対抗馬であるアリ・オズジャン氏を支持すると伝えられた。特に、辞任の数日前に、「県支部長が変わらなければ辞任する。イスタンブルの状況を誰もが見ている。県支部長は数日内に変わりうる」とアリ・オズジャン氏に説明したことは、この2人がともに行動する兆候と見られている。テキン議員は、イスタンブルにさらに多くの時間を割き、しばしば計画と関係書類によって議題に取り上げられることを考えている。ギュルセル・テキン議員は1週間のうち少なくとも5日をイスタンブルで過ごすことを計画しており、特に区支部長らとさらに頻繁に接触することを狙っている。議員周辺からの情報によると、テキン議員は現在のところ通常総会で党首候補となることを考えていない。しかし総会の後明らかにされる新たな中央執行委員会(MYK)で感性が考慮され指名されれば、参加を前向きに考えている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:26311 )