地券・不動産登記についての情報が、「多目的土地情報システム」に移されることを目的とし、土地所有データの関係情報が共有される、地券・不動産情報システム(TAKBİS)プロジェクトが完了した。
環境都市整備省により行われた文書による発表によると、2001年に始められたTAKBİSプロジェクトにおいて、全国すべての土地登記が数値的に明らかにされた。また中央のデータベースに集積された登記情報によって、すべての地券・不動産登記局で、TAKBİSを通じてオンラインサービスの提供が始まった。
■インターネットで予約可能に
環境都市整備省が行ったプロジェクトにより、地方組織で市民によりよいサービスを提供するため、オンライン予約ソフトが開発された。これにより市民はもはや地券登記局に行かずに登記手続きの順番を得られる。地券・不動産登記局へのインターネット上で行われる申請の後、申請を受けた登記局は、(申請を行った)市民の携帯電話へ手続きが始められたこと、領収書の用意があること、サインの段階に達したことなど、段階的にショートメッセージを送る。実用化により、市民が登記局で待ったり時間を割かれたりすることの予防を目的としている。
■地券登記、公開へ
TAKBİSにおいて、地券・不動産登記局で行われる全ての手続きの登記料や、運転資金の支払い情報は、e-devlet(ネット上での公共サービスを目的としたトルコ政府の公式サイト)からパスワードなしで公開される。申請時に与えられる事前申請フォームにある「支払問い合わせ№」の情報により、手続きに関する領収書をwww.turkiye.gov.trのURLから見ることができる。システムによる公共サービスの提供を市民が満足に利用できるようにし、要望・苦情を伝えられるために「地券・不動産登記ホットライン」 (444-82-78)が設けられた。
■データが一つにまとめられた
エルドアン・バイラクタル環境・都市計画相は、プロジェクトにより地券・不動産登記総局の土地データが電子環境下に集められたと述べ、ある土地の幅、長さ、整備状況というように、特に電気・水・道路があるかどうかといったデータが一つにまとめられたと話した。バイラクタル大臣は、「トルコの地券所有者は、地券のある郡や県からではなく、他の県や郡からでも地券の売買ができるようになる」と述べた。
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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:26318 )