参謀本部、教育プログラムに関わる発表
2012年05月07日付 Zaman 紙

参謀本部はトルコ国軍の教育機関で適用されている教育プログラムに関して発表を行った。

発表では、「教育のいかなる過程においてもクーデターや国家統治への介入といった内容を含む、もしくはこのような論評を招くような教育はなされていない」と表現された。
この発表は参謀本部のインターネットサイトで行われ、トルコ国軍における教育内容の変更に関する報道について言及された。問題の報道に対し、現在適用されている教育システムについての説明と時間割、軍の授業内容が2011年9月11日付で、インターネットサイトに公開されたと述べられた。
トルコ国軍の教育システムの基本目標は「常に戦闘と任務に備え、勝利に向けた強い意志を持ち、強い責任感と絶対的服従心、高い身体能力と精神力、時代が必要とする知識と技能を持った、非常に成熟した人材を育てること」と定義され、次のように書かれた。

「トルコ国民教育システムの一部であるトルコ国軍の教育機関のシステムは、兵士が人間的、国民的、道徳的、職業的な素養を獲得し、『生涯教育』の考えのもと、各個人のキャリアプラン設計に適した形でこれらの素養を維持することを目的としている。時間割は軍の組織構造に合った選択授業を含んでいるが国民教育省からの承認を得たものであり、承認された時間割以外にはいかなる授業も行われていない。トルコ国軍の中等教育機関における教育活動は、国民教育省の「士官高校週間時間割」に沿った形で続けられている。教育のいかなる過程においてもクーデター、国家統治への介入といった内容を含む、もしくはこのような論評を招くような教育はなされていない。」
サイトでは、説明文に補足として、トルコ国軍の中等教育学校と士官学校の授業の時間割も公表された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:26320 )