様々な鉄・電気製品を自分の体にくっつけることのできる6歳の子供が、タブリーズに現れた。
イラン学生通信の報道によると、マティーン・ダルヴィーシュ君の体はCDやテレビのリモコン、携帯電話、鉄でできた物質などを簡単に、まるで磁石のようにくっつけることができるという。
マティーン君はある科学雑誌で、外国の子供がスプーンやフォークを自分の体にくっつけている写真を見て、興味から同じことを自分の体に試してみたところ、自分の体も磁石のようにスプーンやフォークをくっつけることができることが分かったという。
これを見た彼の両親は病院を訪れ、必要な検査が行われたが、彼の健康には問題がないことが確認された。
放射線治療の専門家であるパルヴィーズ・シャフィーイー博士は、体内の細胞の内部にある陽子が回転していることが、この子供の体がモノを引きつける性質をもっていることの原因ではないかとの推測を認めた上で、こうした現象は自然なものではなく、〔タブリーズのある〕東アゼルバイジャンではこれまでこうした例は見つかっていないと述べた。
シャフィーイー氏はさらに、「体内の鉄分の上昇が、こうした稀有な現象の原因であるとは考えられない。というのも、もしそうならば子供にサラセミア(地中海貧血)を引き起こすはずだからだ。しかし子供の健康にはまったく問題はない」と指摘する。
別の放射線治療の専門家で、タブリーズ大学で教鞭を取る教授も、今回の出来事は超自然現象だと述べ、「体内物質の変化によって、こうした特徴が引き起こされている可能性はある」と語る。
磁石体質は、この子供の胸部や腹部により強く見られる。現在、この子供の両親の依頼により、本件に関する医学調査が続けられている。
( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
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