クズ憲法委員会委員長、「学生の投げた卵で、頭に毛がはえてきた」
2012年05月07日付 Zaman 紙


国会憲法委員会委員長で公正発展党(AKP)のブルハン・クズ議員は、昨年7月にアンカラ大学で卵を投げての抗議行動を行った学生たちを許したと述べた。学生達を告訴しないとのべたクズ議員は、「学生の投げた卵で、頭に毛が生えてきたんだ」とジョークをとばした。

ブルハン・クズ議員は、イスタンブル大学経済学部によって行われた「経済サミット2012」会議に参加した。クズ議員は、会議の前に報道陣の質問に答えた。記者たちがプロサッカー規律委員会 (PFDK)の八百長問題への決定に関して質問すると、クズ議員はサッカーについてはわからないと述べ、質問に答えなかった。クズ議員は、「私はサッカーのこ とは全くわからない。私には他の分野についての質問をしなさい。憲法について質問しなさい。真摯にお話しする。(サッカーは)私は全くわからない分野である。このことをはっきりとお伝えしておく。もともと応援しているチームはない。ナショナルチームの他にはどのチームへの関心もない。私はトルコが平安であるようにと、普段から全試合が引き分けに終わることを望んでいる。そのこともここで話しておく」と答えた。

報道陣が、学生達が抗議活動のために外で(クズ議員を)待ち構えていることを指摘すると、クズ議員は、「いずれにしても、彼らは私に抗議するために待っているのではない」と答えた。さらに報道陣が「あなたのために来たと学生達は言っている」と述べると、それに対しクズ議員は、「違う、私は彼らに何をしたというのか?30年この大学の屋根の下で私は教鞭をとっていた。私の教室はこの隣の部屋だった。私はここで10~15年、年間優秀教員に選ばれていた。ここでは最も好かれた教員だったのだ。あなたが、彼らに私のことを説明しなさい」と話した。

記者達が2011年7月にアンカラ大学で遭遇した卵による抗議活動を蒸し返すとクズ議員は、冗談めかして答えた。クズ議員は、「あのあと頭に髪の毛が生えてきた。つまり私は彼らに全く不満はない。私が学生達を訴えることもしなかったことを知っているだろう。私は120個の卵を一瞬で食べてしまったんだ。私はこのことで訴えを起こさなかった。卵を投げられた時にそう決めていた。後になってあれこれ考えて、そう決めたわけではない。しかしもちろん彼らの行動が正しかったという意味ではない。ただ私は彼らを許したのだ。彼らも自分たちをわかっている」と話した。

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( 翻訳者:門野淑香 )
( 記事ID:26329 )