イスタンブル演劇祭、始まる-初日は「トルコにおける中国年」行事
2012年05月10日付 Radikal 紙


第18回イスタンブル演劇祭が本日(10日)から始まる。演劇祭は6月5日まで行われ、今年は「自由-探求」をテーマに人権から移民、戦争から暴力まで、人間の生活を取り巻く様々な問題を探る。

演劇祭の開始に当たり、トルコと中国の文化的親善及び政治的関係の強化を目的として「トルコにおける中国年」の行事が行われる。本日は演劇祭の一環として、北京龍獅子劇団が、イスティクラル通りをカラフルな見世物と共に練り歩く。

演劇祭で観客が最も待ち望む演目は「ハムレット」である。トーマス・オステルメイヤー氏の斬新な演出による「ハムレット」は、5月12日土曜日20:30と13日日曜日の15:30からハルビイェ・ムフシン・エルトゥールル劇場で上演される。たった6名の俳優がシェイクスピアの20を超す登場人物を務めるこの劇で、ハムレットはラース・アイディンガーが演じる。「真夏の夜の夢」や「オセロ」等の劇で賞賛を集めたトーマス・オステルメイヤー氏の「ハムレット」は、ブエノスアイレスからロンドン、ヴェネツィアからチリまで多くの国や都市で満席となった。

舞台はドイツ語で上演され(トルコ語字幕有)、トーマス・オステルメイヤー氏には土曜日の上演前に演劇栄誉賞が贈呈される。

演劇祭のもう一つの栄誉賞は、2012年5月1日に亡くなったジュネイト・チュレル氏に贈られた。チュレル氏の賞は、昨晩行われた開会式において、ティルベ・サランから娘のエリフ・チュレルさんに贈られた。

演劇祭の最初の演目は、アリ・ポイラズオール劇団の「反乱の鳥」だ。ジョルジュ・ビゼーの有名なオペラ「カメルン」を翻案したポイラズオールは、カルメン、ビゼー、ドン・ホセ、闘牛士、闘牛を演じる。上演は5月15日20時30分よりケンテル劇場にて。

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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:26354 )