マシュハドで自宅を違法な中絶行為のための施設にしていた女が、警察に逮捕された。
ジャーメ・ジャム紙によると、今年のオルディーベヘシュト月の初旬〔西暦4月下旬〕、ある男性がマシュハド刑事警察を訪れ、違法な中絶行為に従事している容疑で、ある女を告発した。
訴えを起こした男性は、「数日前に私の妻が体調を崩し、病院に連れて行ったところ、妻を診察した医師から、妻の重度の体調悪化の原因は中絶を行ったことにあるとの指摘を受けました」と述べた。
男性はさらに、「妻と話したところ、彼女が妊娠していたことが分かりました。妻は鬱のために出産を希望せず、そのためこのことを私に隠したまま、彼女の友人の紹介で、中絶手術を受けるために、こうした活動に違法に従事していた女の家に行ったとのことでした」と続けた。
■ 詐欺女の逮捕
この告発を受け、司法ファイルが作成され、この件についての捜査が始まった。そしてついに二日前、捜査官らはマシュハド南部の某地区にある女の自宅を特定、女を逮捕した。容疑者宅を家宅捜索したところ、中絶を行うための大量の薬品が発見され、押収された。
容疑者はマシュハド刑事警察に移送され、取り調べで違法に中絶を行っていたことを自白した。
■ 違法中絶を自白
容疑者の女は供述の中で、「かなり前から、自宅を違法な中絶行為のための施設にしていた。これに必要な薬は、マシュハドの某薬局で働いている人から調達していた」と述べた。
容疑者はさらに、「自分のことを医者と名乗ることで、この仕事を合法的に行っているふりをしていた。訪れた女性たちに対しては、何か問題が起こっても私を訴えないよう、施術をする前に同意書へのサインを求めていた」と述べた。
■ 容疑者の違法行為
容疑者の女は、4年前から違法にこうした活動を行っていたことに触れ、「この間、多くの既婚・未婚女性らが中絶のために自宅を訪れていた」と語った。
女は「中絶1件につき70万トマーンから100万トマーン〔約4万6000円~6万7千円〕を女性たちから受け取っていた」という。
この報告によると、容疑者の女は司法判断により刑務所に送られた。中絶薬を女に売っていた男の逮捕のための、追加捜査が始まっている。
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( 翻訳者:8409088 )
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