逮捕拘留中の国会議員問題でAKP、野党共同提案を拒否
2012年05月14日付 Zaman 紙
公正発展党(AKP)のヒュセイン・チェリキ副党首は、野党3党による、逮捕拘留中の国会議員らの釈放を目的とした、刑事裁判法(CMK)第100条の改正提案に関し、「5271号刑事裁判法第100条において、野党3党が提案するかたちで改正が行われれば、それにより、全く異なる、好ましくない法的問題が生じうる。またそのように法を整備すれば、法の悪用を広範囲に可能とする結果が引き出されてしまう」と述べた。
ヒュセイン・チェリキ副党首は、公正発展党の中央執行委員会(MYK)会議に関してアナトリア通信(AA)記者に行った説明で、トルコ大国民議会(TBMM)に会派のある野党の共和人民党(CHP)、民族主義者行動党(MHP)、平和民主党(BDP)が、いまだ逮捕拘留中の国会議員らの釈放を目的として意見を取りまとめ、TBMM議長にある提案を提出したことに触れ、これにより刑事裁判法第100条における改正が提案されたと述べた。
チェリキ副党首は、この法改正がAKP中央執行委員会会議において、事前に法律の専門家が用意した報告書の枠組みにおいて詳細に議論されたことを明らかにし、以下のように話した:
「5271号刑事裁判法第100条において、野党3党が提案したかたちで改正が行われれば、それにより、全く異なる、好ましくない法的問題が生じうる。またそのように法を整備すれば、法の悪用を広範囲に可能とする結果が引き出されてしまう。それにもかかわらず、この条項が提案に従って改正されることを、今のところAKPは肯定的に見ていない。裁判所のこの件に関する決定を待つことが、より正しいという結論に達した。」
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( 翻訳者:門野淑香 )
( 記事ID:26393 )