金角湾橋に亀裂?交通閉鎖で大渋滞―施工は日本のIHI
2012年05月22日付 Milliyet 紙
橋の路面部分に5cmの高さのアスファルトが注ぎ込まれ、橋が封鎖された。金角湾橋の(補修)工事は終了し、橋の交通閉鎖は解除された。
金角湾橋の(補修)ために日本人技師の指示でジャッキが2つ注文された。ジャッキの到着までの一時的な処置のため、道の分離部分にアスファルトが注ぎ込まれることとなった。
金角湾橋のエディルネカプ・オクメイダヌ方向にある支柱で起こった不具合で一車線が閉鎖されたため、D100号線、欧州自動車道路及び湾岸道路で交通渋滞が起こった。
金角湾橋の(橋と道路部分の)接続部で起こった断絶に関して、日本のIHIの技師が調査を行った。橋の施工と同時に管理を引き受ける同社の技師は、高さを注意深く調べて写真を撮った。日本人技師は度々電話で会社へ報告した。
日本人技師の指示を受けて、下請け会社が最大荷重500トンのジャッキを2つ注文したことが伝えられた。ジャッキは橋の2枚のプレートに取り付けられ、同時に持ち上げるという。ジャッキが到着するまで、橋の上でアスファルトを流し込む作業が始まった。この一時的な処置の後、橋の交通閉鎖は解除されたとわかった。
その後、完全修理のためにプレートの強化作業が行われた。橋についての調査が続けられる一方、アイドゥン大学建築学部クビライ准教授が金角湾担当として新聞記者らへの説明を行った。彼は2009年に行われた強化工事の後、橋の負荷が増し、今回の問題はこれが原因であると述べた。彼は金角湾橋を修理する知識のあるトルコ人技師らはいるが、皆現役ではないと明らかにした。
■交通渋滞
一日中混雑が続いたアヴジュラル・メジディエキョイ間の道路では、度々交通渋滞が問題となっていた。救急車が前に進むのが困難な交通渋滞にあって、タクシー運転手らも車を道路脇に止めて渋滞の解消を待っていた。
タクシー運転手のイルファン・ミラルさんは、アナトリア通信の記者らへ、一日中乗客を一番近い地下鉄・乗り合いバス・トラムの駅へ、海上バスやフェリー乗り場で降ろしたとし、代わりの手段がないと語った。
ミラルさんは、また、以下のようにも語った。「スルタンアフメトへ向かう客をトラムの駅で降ろした。当人には、トラムを使ったらもっと速く楽に行くけると言ったよ。渋滞はイスタンブルのどこにでも影響している。E5号線の渋滞はシリネヴレルから、空港からふさがっているし、E6号線はハルジュオールやマスラクもふさがっている。この渋滞が、通りや居住地区内にさえに影響したんだ。車は道路脇に止めて、どこへ行こうかと考えているよ。乗客が来ても、進めない。トラムやメトロに乗るようにすすめている。今日の利益は車の燃料代にもならないね。」
タクシー運転手のアドナン・ヤウジュさんも交通渋滞のために今日は働けないと言い、「進める場所は全くない。私たちは車を止めて待っている。なのに私有の車で道を進もうとする人たちが理解できないよ」と話した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:澤井祥子 )
( 記事ID:26474 )