北イエメンで統一を祝い南部では分離記念日を祝う
2012年05月23日付 Al-Nahar 紙

■北イエメンで統一を祝い南部では分離記念日を祝う
ハーディー大統領、軍事パレードに出席『我々の祭典はテロに対する回答である』

2012年05月23日『アン=ナハール』

【サヌア:アブー・バクル・アブドゥッラー】

サヌアのサブイーン広場の軍事パレード会場で発生した、兵士らを狙った月曜日の流血の攻撃に対し、前例のない地域的・国際的非難が起きている。イエメンの人々はこの悲しみを乗り越え、軍の代表部隊が参加したカーニバルの祭典を行った。この祭典は、アブドゥ・ラッビヒ・マンスール・ハーディー大統領が防空・航空学部の敷地で祭典を開催すると決定したことを受けて行われたものである。祭典には大統領本人、数名の民間人および軍人の高官、アラブ諸国および諸外国の在外公館の代表者らが出席した。一方、多くの南部の都市は、南部運動による「関係解消」の記憶を思い起こすことへの呼びかけにより、一般市民による反乱の様相を呈した。

サヌアで強化された安全対策が行われる中で、ハーディー大統領は防弾ガラスを装備した演壇の主賓席についた。祭典に参加している軍関係者らに手を振って合図し、それにより国の記念祝典を失敗させようと試みた者達に対抗するメッセージを送った。

祭典の参加者達は、月曜日の大虐殺の犠牲者達に対し黙祷を捧げた。また、参謀総長であるアフマド・アリー・アル=アシュワル参謀少将はハーディー大統領に代わり演説を行い、その中で以下のように述べた。「テロリスト達はイエメン国民が国民の祝祭を祝う喜びを暗殺しようとしたが、彼らの考えは失敗に終わり、彼らの賭けは失敗に終わった。我々は我々の痛みや傷を乗り越えた。今、我々は我々の祭典をもってテロ攻撃の野蛮さに対する最も雄弁かつ最も強い回答とするとともに、安全、発展、建設への我々の夢をつぶすことを彼らに決して許さないことをここに宣言する。」

また大統領は、軍隊がアブヤン州でアル=カーイダとの戦いの最終決着の寸前を迎えていることに言及し、イエメンからテロの危険が駆逐されるまで、アル=カーイダとの戦いを継続することを強調した。

イエメン人と外国人の取り調べ専門家達は昨日、サヌアのサバイーン広場の襲撃現場に残された証拠の収集および現場検証を終えた。それは、攻撃の犠牲者達に対する悲しみの感情がイエメンに広がる中で行われ、また同時に、数十名に上る負傷者のうち、その負傷の結果として死亡した者がいたため死亡者数が増加したと確認された。イエメン政府は、負傷者のうちの60名を治療のため外国へ搬送することを決定し、一方でフランスの医療救助機が重体の5名を治療のためジブチに搬送した。




(後略)

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( 翻訳者:和島歩美 )
( 記事ID:26476 )