今年、エディルネから始まったイスタンブル征服559周年の祝賀行事は、金角湾での盛大なショーを迎えた。愛、寛容さ、そして平和のメッセージが発信された視覚的なショーで、イスタンブルの空は彩られた。イスタンブル征服記念日は今年も金角湾で水、光、レーザー、音、そして映像技術を用いて、イスタンブル市民が参加し、祝賀ムードの中祝われた。市民の大きな注目を集めたプログラムは雨天の中続けられた。
征服記念プログラムでスピーチをしたイスタンブル広域市市長カーディル・トプバシュは、イスタンブル征服が人類の歴史の中で重要な転換点であり、世界史においてイスタンブル征服によって新たなる支配のあり方が確立されていったと述べた。
1453 年5月29日に世界に新しい地平線が開かれ、暗い時代は幕を閉じ、イスタンブルが本当の意味で平和的都市として今日まで存続し、永久にそうあり続けるだろうと強調したトプバシュ市長は、「異なった信仰を持つ人々が皆、イスタンブルで安寧のなか暮らしている。ここから、征服者スルタン・メフメトそして兵士たちに思いを馳せます。」と述べた。
ナポレオンの「世界がもし一つの国であったならば、首都はイスタンブルである」という言葉を引合いに出したトプバシュ市長は、イスタンブルが世界の中心であると述べた。トプバシュ市長は以下のように述べた。「この都市の価値を刺繍のように織り込みながら未来へ受け渡すことは、我々の最も重要な責務である。今日、ここへ来賓としてお迎えした外国の方達がいらっしゃいます。皆様へ歓迎の意を表します」
雨の中、続けられた祝典で、軍楽隊のコンサートと共に合計1万800発の花火を用いた壮大なショーは金角湾の空を明るく彩った。参謀司令本部軍事博物館と文化センター軍楽部隊のコンサートののち、水とレーザーのショーが行われた。水、光、音、映像と16のレーザーを用いたショーが行われた。3つの巨大な水のスクリーン、118の可動式水ポンプと3つの噴射ポンプによって金角湾の水面は様々な表情を見せた。昨年初めて行われた「レインボー・ショー」は今年もまた行われた。レインボーの青、緑、赤、オレンジ、黄色でそれぞれ、征服における愛、寛容さ、平和、新時代の光、征服によりもたらされた素晴らしさが表現され、空に示された。征服の持つこうしたイメージはこれらのサインは三日間空に描かれる。この特別なショーの後で3つの巨大なスクリーン、118の可動式水ポンプと3つの噴射ポンプは金角湾の水を放出した。この水のショーのため、96の自動ランプ、40のサーチライトが用いられた。水と光のシステムに加えて16のレーザーによって壮大なレーザー・ショーが繰り広げられた。
巨大なスクリーンに「征服」が映しだされた
征服を祝うため特別にスペインで作られたローマランプによってシンクロナイズされた「Live Media ミュージカルショー」が上演された。イスタンブル征服を祝うために3D技術を用い制作され、映画「征服1453」の監督ファルク・アクソイが監督した映画が1088㎡の巨大なスクリーンに、8基のプロジェクターを用いて映し出された
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:26545 )