オマーン:学生たちによるデザイン「緑の家」 政府が建設を約束
2012年05月28日付 al-Hayat 紙
オマーン:学生たちによるデザイン「緑の家」 政府が建設を約束
2012年5月28日『アル=ハヤート』
【マスカト:ムハンマド・サイフ・アッ=ラハビー】
環境に優しい家のデザイン・国内コンペティションで、工科大のオマーンの若者グループが優勝した。学生たちは緑の家として知られる、環境に優しい家の建設を目的とするプロジェクトを考案した。これは、電気の消費を減らすことに貢献するもので、とりわけ空調に太陽光エネルギーを使用したり、家の内部の温度を保つために、ガラスの断熱材を入れたり、あるいは建築材の一種を使用したりするものである。学生たちは環境を守り、またこのタイプの家を使うことを促進するために、彼らのプロジェクトをウェブサイト上に提示した。
人的資源大臣アブドゥッラー・アル=バクリーは学生たちの表彰式で、政府は「緑の家の建築、家や施設のデザインや建設、環境に優しいプロジェクト」に関心を示していることを明らかにした。また、それらは「私たち全てに、工科大の教育・訓練プログラムを提供する刺激を与えてくれる。さらにこのプログラムは、現在と将来の世代のための健全で安全な環境的要求を満たし、あなた方がこの大会に参加したことで、持続可能な技術や環境に優しいデザインの分野で、幅広い視野が開かれたことに、疑いの余地がない」と強調した。そして若者たちは、家の建設を主題とする第二フェーズを完結させることを約束した。
建築チームのリーダーのモナ・アル=ファールシーヤは「古いオマーンの建築様式は環境に優しい家という概念に伝えられている。私たちの先祖が体験してきた古いオマーンの文明の特異性の根源である。」と述べた。さらに「代替エネルギーの持続や使用という概念を発展させるのは、研究者や産業社会、非産業社会のその重要性に対する関心で、それは、汚染問題の低減や、家庭での70%に相当するエネルギー消費コスト軽減への貢献と結びついている。」と明らかにした。
(後略)
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( 翻訳者:関谷悠 )
( 記事ID:26570 )