トルコ航空の従業員が、サボタージュ運動で抗議しているストライキ禁止法が国会を通過した。法案に抗議した従業員たちのうち何人が解雇されるかが明らかになった。
トルコ航空(以下THY)の会見で、合計305人の従業員の雇用契約が解除されることが明らかになった。THYは、先日のストの影響で200万ドルの損害を被った。
会見は次の内容の通り:
「およそ1万7千人の従業員を抱えるTHYだが、従業員の大部分は大きな圧力と妨害にも屈せず、会社に対して損害を与える違法行為を支援しなかった。会社への帰属意識を持ち、献身的に働く我々の同僚たちに対して、今一度世間の皆様の前で感謝したいと思う。あらゆる忠告にもかかわらず、違法行為を継続し、出社を拒否するTHYの社員260名、THY技術株式会社からは45名の雇用契約が、労働法第2822条の条項に基づき解除された。会社に損害を与え、利用客に迷惑をかけた人たちと、今後共に仕事を続けることは不可能だ。」
■ 10万人近くの乗客が影響を受けた
「労組幹部たちは、2012年5月29日午前3時から、飛行チームの一部がフライトに向かうことを心理的にも物理的にも妨害した。この妨害の結果、キャビンチームの不足のために223便をキャンセルに追い込まれた。飛行機のキャンセルと遅延の影響で、10万人もの利用客に影響が出た。」
■ストライキ参加者に対する裁判
「国民にオープンな会社であるTHYは、株主たちの権利と利益を守るために、労組関係者とスト参加者から損害の補償を得るために裁判を開くことを決定した。違法行為の呼掛けと実行に関しても、法廷に処罰を求めている。職場の平和を危険にさらし我々の会社に損害を与えるいかなる行為も許しはしない。」
今回の解雇に対しては、新たに応援人員を配置することで、フライトの支障を取り除くことが分かった。
■航空労組:ストは続くだろう
労組が飛行場の国際線ターミナルでのストを続けることが明らかになった。航空労組会長のアティライ・アイチン氏は、解雇に対しては然るべき申立てを行ったと述べた。
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( 翻訳者:櫻川知子 )
( 記事ID:26573 )