フェリックス航空 イエメン国内線の路線拡大
2012年05月31日付 al-Hayat 紙

フェリックス航空 イエメン国内線の路線拡大

2012年5月31日 『アル=ハヤート』

【サナア:イブラーヒーム・マフムード】

サナアに拠点のある格安航空会社フェリックス航空は、増加しているサービス要求に応え新しい市場を開拓するために、航空機を近代化する計画があると発表した。

総裁ムハンマド・アル=アラーシャは、フェリックス航空は年末までに、事業計画の一環として2台の「エアバス」を所有航空機に加え、同様に旅客機を50人定員から74人定員のものに変えることで、国内線の営業を拡大する計画があることを明らかにした。また「会社の運航センターをアデン国際空港に移すことへの同意を「イエメン民間航空協会」から得ることができた。それは、一方で、空港を活性化させる目的があるが、また他方では、、同社が地域のいかなる営業ステーションの選択も可能となる開かれた航空政策により、他との違いを際立たせるためでもある」と述べた。

また現在の運航計画は貨物機の運航を増加させることが含まれていると明らかにし、この分野に関しては、フェリックス航空がアデンにある「フリーゾーン協会」との合意に調印したと指摘した。この合意は、同社のカーゴ・ビレッジの引き渡しに関するものである。またイエメンの運輸大臣ワーイド・バーズィーブの同社の支援により、中国の航空機製造会社の一つとアデンのカーゴ・ビレッジの建設、及びアデン国際空港の地域飛行機メンテナンスセンターに関する合意締結を促した。そしてこの計画は来年の始めに着手されることが期待されている、と明らかにした。アル=アラーシャは、フェリックス航空は以前イエメン政府と農産物や水産物などのイエメンの輸出品輸送の営業権を得る合意を結んだと明らかにした。またフェリックス航空は、昨年イエメンの経験した厳しい状況にも関わらず休止することなく運航を続け、財務システムや予約システムを保ち、イエメン全土において休止することなく営業を続けたと強調した。

アル=アラーシャは、昨年フェリックス航空の営業が続いたことで、緊急事態への対処や困難遭遇時の克服能力に対して顧客の信頼を得たとみなしたが、去年アル=ハスバ地域での戦闘で生じた会社の赤字は800万ドルを超えたことにも注意を向けた。

フェリックス航空の業務取締役であるグラーハーム・アンダーソンは、乗客が自動で予約できるサービスの開始や、いくつかの便に新しいサービスを導入する決意を明らかにし、2015年までの計画に毎年新しく4つの国際線を開始することが含まれると強調した。さらに、会社はコストを抑えた航空システムを運営しており、国内や近隣諸国合わせて9都市へのサービスを提供していると明らかにした。また「民間部門開発イスラーム協会」が会社の75%の株を保有しており、「イエメン航空」が残りの25%の株を保有している。

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( 翻訳者:今中航 )
( 記事ID:26580 )