民族主義者行動党に、女性党首候補?
2012年06月05日付 Milliyet 紙


民族主義者行動党(MHP)では11月4日に行われる総会を前に、代表戦が本格化している。

11月に行われるMHP総会は、多彩な内容となる模様だ。
未だどうなるのか明かされてはいないが、すでにバフチェリ党首の対抗馬に2名の候補者が出るという話が裏で進んでいる。

さて、今回の2人の有力候補とは誰なのか?タクヴィム紙は、MHP分析を行った記事の中で2つの重要な名前を挙げた。その記事によれば、そのうちの1人はコライ・アイドゥン氏である。アイドゥン氏がバフチェリ党首の対抗馬となるのは2回目であるが、MHP内から支援をあまり得られておらず、総会におけるチャンスはそれほど多くないものと見られている。
2人目の候補者として名前が挙がったのは、メラル・アクシェネル氏だ!アクシェネル氏は、ここ数年、MHP総会で最有力候補として知られている。同氏は代表への立候補に向けて秘密裏に準備を進めてきたといわれており、MHP内においても有力であると注目が集まっている。アクシェネル氏は、乗っていた車への襲撃があった時期に、「鉄を恐れる者は電車に乗らない」という発言で、理想主義者の間で多くの人気を集めたと言われている。

■党を周遊して反応をうかがっている

アクシェネル氏はトルコ大国民議会(TBMM)で2期に渡ってMHPの会派代表を務めている。しばしば各県を周遊して党員の反応をうかがっており、立候補するかどうかはそこで得られた反応により決意するものと見られる。

■「準備をしていることは知っている」

アクシェネル氏がデヴレト・バフチェリMHP党首の対抗馬となることが話されている一方で、議長が国会に対しそのような考えはないと述べたという記事が出回っていないわけではない。タクヴィム紙は、アクシェネル氏の「立候補はしない」という発言にもかかわらず、デヴレト・バフチェリ党首がこの件について裏事情を手に入れようとしていることを強調した記事を掲載。MHP党首が側近に「彼女は私に対抗して立候補するつもりはないといつも言っている。しかし、彼女が準備をしていることはよく知っている」と話していると報じた。

同紙は、アクシェネル氏が立候補した場合、多くの県支部長が支援を寄せるだろうとし、バフチェリ党首が支部長らの姿勢をうかがうために信頼する数名に調査させていることも追加情報として報じた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大門志織 )
( 記事ID:26627 )