店からネクタイが回収
2012年05月30日付 Mardomsalari 紙

 イスラーム革命の勝利後、イランではネクタイの販売が禁止された。しかし、ここ数年、一部の業者によるネクタイ販売が常態化し、ときに治安維持軍内の担当部署から注意を受けることもあった。とはいえ、この問題が厳格に追求されたことは一度もなかったというのも事実であり、実際にネクタイの販売はスーツ販売店で大々的に行われていたのであった。

 最新のニュースによると、ネクタイの販売が再び厳格な取り締まりに直面しているという。これに関し、ある業者は「治安維持軍公共地域局は数日前、この御触れを出し、私たちはネクタイをすべて店頭から回収せざるを得ない状況になってしまった。この禁止令は、ブランド品を扱う店にだけ通達されたようだ」と証言する。

 シャツ仕立て・販売組合の組合長を務めるジャヴァード・ドルーディヤーン氏もこれについて、以下のように述べている。

イスラーム革命の勝利後、ネクタイの販売は禁止されました。しかし、この問題は厳格には追求されてきませんでした。時たまこの問題が取り沙汰されし、ネクタイ販売の禁止が実行に移されるだけでした。〔ところが今回当局は、〕私たちが使っているメモ用紙の上部に昔から描かれてきたネクタイの絵の差し替えと削除までも、私たちに通達してきたのです。

 「いまだに多くの販売店がネクタイをショーウィンドーに陳列したり、マネキンを使って展示しているが」との質問に、同氏は「業界団体や公共地域を監督している査察官らはしばらく前から、この問題を問題視し、こうした行為の排除に乗り出すようになっています。もちろん、これには販売店側の運不運もあるでしょう。公共地域を監督している査察官がこうした店舗について通報を受けると、私たちもネクタイ販売禁止令をそれらの店舗に通知することになっているのです」と語った。

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( 翻訳者:8408172 )
( 記事ID:26635 )