エルドアン首相・クルチダルオールCHP党首、クルド問題会談
2012年06月06日付 Radikal 紙
エルドアン首相と共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首は公正発展党(AKP)党本部にてテロ問題を話し合うため会談し、会談は約1時間続いた。
AKP党首兼首相のレジェプ・タイイプ・エルドアンとCHP党首のケマル・クルチダルオールの会談は15時30分に開始した。AKP党本部での会談には、ベシル・アタライ副首相、オメル・チェリキ副党首、AKP会派副代表マヒル・ウナル、CHP会派副代表アキフ・ハムザチェビ、CHPのファルク・ローオール副党首とセズギン・タンルクル副党首が参加した。クルチダルオール党首とその一行の訪問を、オメル・チェリキ副党首が入り口で出迎えた。重要な会談はAKP党本部の9階にあるエルドアン首相の部屋で行われた。党本部にはメディアの立ち入りは禁止された。クルチダルオール党首は、CHPのテロ問題解決に向けた見解をエルドアン首相へ伝えた。会談は16時30分頃終了した。会談の後、クルチダルオール党首は17時に同党の中央執行委員会を収集する。
■全10条のロードマップを準備
テロ問題に関しCHPのケマル・クルチダルオール党首は、10条から成るロードマップを準備したと発表し、エルドアン首相に面談のアポイントを要求したことはサプライズとなった。CHPの提案には、議会における社会コンセンサス委員会の設立とNGOの代表者らによる賢人委員会の設置が記載されている。エルドアン首相はクルチダルオール党首の面談要求に、シャンルウルファ県の党大会で「お受けしよう」と答えていた。こうした肯定的な空気は、政界でテロ問題解決に重要な一歩が踏み出されるという期待を生んだ。クルチダルオール党首のAKP党本部への訪問は2度目になる。最初の訪問は去る12月に、病床のエルドアン首相を見舞ったものだ。CHP党首は、議会においては、2010年7月15日に首相とテロ問題で会談している。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:26637 )