エルドアン首相は特別権限法廷と刑事裁判法(CMK)の250条に関する発言を行った。
エルドアン首相は、捜査が及んだ国家諜報機構 ( MİT )を救ったと述べ、「逮捕するなら私を逮捕してください。私が彼らを動かしたのです。私はテロと戦っています。これほど大切な組織を不安に陥れるのなら、組織の人たちは安心して働くことなどできません」と話した。
同首相は、刑事裁判法の250番目の条項についても「この条項は国家内にもう一つ国家をつくるようなものだです」と表現し、未勾留で裁かれるべき人物たちが存在し、そのうちの一人がイルケル・バシュブー元参謀総長であるとした。
「大統領制に移行するのか?」との問いに、大統領制・半大統領制と党人大統領制について話し合いがなされるべきであるとし、「大統領は党に属しているべきで、離党すべきでない」と話した。
エルドアン首相は大統領制に関する議論を論評する一方、新しい提案を行った。「大統領は党に属しているべきで、離党すべきでない」とした。同首相は昨夜、大統領制について意見を述べた。エルドアン首相は「2014年にトルコは大統領制になるのか?」 という質問に対し、大統領制・半大統領制・党人大統領制について話し合いが行われるべきであると述べた。首相は、「議論にはタブーはない、話し合いましょう」と言った。
■オザル首大統領やデミレル大統領はショーウィンドーの飾りのようだった
エルドアン首相は、元大統領たちを引き合いに出し、「我々以前、オザル大統領やデミレル大統領が経験したことをみています。ショーウィンドーの飾りのようでした。憲法によると、本来、政府を統べることになっています。以前の大統領たちはそういうことをしていませんでした。大統領は行政の長です。任命権も大統領にあります。我々は提案します、大統領が誰を承認しようと、(それに基づき)政府は活動開始するということです」述べた。首相は、こうした措置を講ずるのがより妥当だとし、「すでに国民が選んだ大統領がいます。議会が選んだのではありません。そのような強力な形で就任する大統領が、二つ(手法で選ばれた)の長のように見える仕組みを一本化します」と話した。
エルドアン首相は、このことを常に要求してきたとし、「大統領が、国民の権限を代行する権限を保っているなら、大統領(制)は加速するでしょう。事例を見ていくと、多くの先進国でこの仕組みができあがっている」と話した。
■大統領制には連立のリスクはない
エルドアン首相は、大統領と首相が別々であれば政治活動において困難が生じるとし、「(元大統領の)セゼル氏は良い人ですが、私がもつ権限を何度も使っていました。そして私たちが行いたいと思っていたことを妨害しました。いかなる理由もなく(法案に拒否権を行使して)議会に差し戻しました。そのおかげで無駄な時間を使いました」と述べた。
エルドアン首相は、大統領制には連立のリスクはないとし、「議会が背後に控えています。(議会にいる)党の党首は異なる発言を行います。フランスでは議会があります。議 会は監視しているのです。決定の過程がうまく機能しています。大統領制、半大統領制です。党人大統領(制)であるべきです、離党してはいけません。今は亡きオザル大統領は窮地に立たされました、新党結成を行う所でした」と話した。
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( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:26646 )