道徳安全警察長官「衛星放送局に結婚式の動画を送る現象について捜査が開始」
2012年06月05日付 Mardomsalari 紙
「結婚式の動画を衛星放送局に送った者に対して取り締まりを行う」
【社会部:サイーデ・ミールザーイー】しばらく前から、〔イラン国外で運営されている〕某ペルシア語衛星チャンネルが若者、特に若い新郎新婦に対して、同チャンネルに結婚式の動画を送るよう勧誘活動を行っている。結婚式の様子を収めた私的な動画を送るよう若い夫婦に勧誘する際の手法の一つとして、ペルシア語チャンネルは提供者への賞金に1000ドルを出すと約束している。賞金の誘惑に負け、多くの夫婦が衛星チャンネルでの公開用に、私的動画を送ってしまっている。
しかし、若い夫婦がこうしたことをするもう一つの理由として、賞金を得たいという理由とは別に、自分たちの私的動画を広く一般に公開し、事実上、自身のプライベートな生活に立ち入る許可をあらゆる人たちに与えているような人たちの間で、自分たちも評判になりたいという願望もあるようだ。
このことに関し、治安維持軍道徳安全警察長官は、〔イランの国外で運営されている〕衛星放送局と接触したり協力したりする行為には、イスラーム指導省の許可が必要だと強調し、「警察は衛星放送局に結婚式の動画を送るという現象〔が若者らの間で流行っていること〕の原因を調査しているところだ」と語った。
アフマド・ルーズバハーニー司令官はISNA(イラン学生通信)のインタビューで、ペルシア語衛星チャンネルの一つに結婚式の動画・写真を送ること〔が若者たちの間で流行っていること〕について、次のように言った。「ドキュメンタリーないし学術的な映像であれ、その他のものであれ、イラン人が衛星放送局と協力行為を行うことは、いかなるものであれ、また誰によるものであれ、文化イスラーム指導省の許可が必要である」。
同氏は衛星放送局とのどのような協力や接触も、文化イスラーム指導省の許可が必要だと強調して、「そうでない場合には、こうした行動は非合法であり、警察による取り締まりが待っている」と述べた。
同氏は、動画の放映とコンテストへの参加のために、イラン人同胞の結婚式の様子を収めた動画・写真を送るよう呼びかける衛星放送局の行為について、ISNAに次のように語った。「私はちょうどこの問題を耳にしたばかりで、現在、捜査員らがこの問題を観察・捜査しているところである。しかし、〔いずれにせよ〕結婚写真や動画を衛星放送局に送付することは非合法であり、我々は法に基づき、彼らを取り締まるつもりだ」
同氏は最後に、「捜査員らはこの事件の隠れた部分について観察し、専門捜査を行っているところである」と述べた。
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( 翻訳者:8409125 )
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