手製の偵察機墜落、警察はアル=カーイダの手引きによるものと非難
2012年06月15日付 al-Hayat 紙

■手製の偵察機墜落、警察はアル=カーイダの手引きによるものと非難

2012年6月15日『アル=ハヤート』

【バグダード:ジューダト・カーズィム】

連邦警察所属の第一旅団要員と、バグダード東部の地方自治体省内の同旅団本部は、手製の無人偵察機による偵察行動を失敗させた。この偵察機は同旅団周辺上空を飛行していた。警察幹部情報筋は「アル=カーイダ」組織が対同旅団本部への作戦を実行する目的でこの飛行機を飛ばしたと非難した。
連邦警察は本誌への声明の中で、「墜落した飛行機はレーダーで感知することが困難な低空飛行をしていた。しかし、音で飛行機に気付いた後、旅団の要員がこれを墜落させるにいたり、偵察行動を回避したことにより旅団本部を標的とした試みは失敗した。」と強調した。

情報筋は、「偵察機の墜落は水曜日(13日)の夕方で、一部が伝えるように木曜日の正午ごろではない。小さなエンジンのうなりが飛行機を感知し、墜落させるために重大な要因であった。」と付け加えた。

また、「飛行機は手製で、写したコマの全てを実況で送るための装置と高性能の電子地図のついた4つの光高感度監視カメラが装備されていた」と続けた。
さらに、「形は、子供たちがリモコンを使って遊ぶ飛行機に似ていた。しかし、遂行する作戦の性質に合うように改変されていた。連邦警察の第一旅団本部を標的とする作戦である。なぜならば、同旅団がこの地域、特にパレスチナ人住宅コンプレックス地域で特別作戦を遂行したためである。このコンプレックスは、地方自治体省の地区内に位置する総合治安機関の建物に近接する。

情報筋は、「武装部隊の最高司令官室所属の情報機関のエンジニアリング専門家により飛行機は解体された。これは、撮られた写真や、この偵察行動の背後にいるテロリスト集団が的を絞っていた場所を知るためである。」と明らかにした。

また、「飛行機は今日(昨日)内閣へ調査のために送られた」と述べた。
「何人かの容疑者の捜査とともに、住民の一人が遠くからこの飛行機を操縦していたという疑惑の核心に迫っている」と述べた。

偵察機の墜落はイラクの9県を標的とした爆発があった翌日に起こった。これら一連の爆破事件にはバグダードも含まれ、昨日までに83人の死者と274人の負傷者を確認している。

加えて、軍の部隊は昨日3基の「カチューシャ」ロケット砲の機能を不全にした。このロケット砲はバービル県のアル=ムサイヤブ地区訪問者を標的にするために用意されていた。

アル=ファッルージャでは爆弾により警官4名を含む6名が負傷した。爆破現場は、アッ=ラマーディー東方にあるアル=ファッルージャの戸籍局付近である。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山﨑やよい )
( 記事ID:26717 )