ギュル大統領、任期に関わる議論には関わらない
2012年06月17日付 Yeni Safak 紙

ギュル大統領は、オーストリアのハインツ・フィッシャー大統領に昼食を振る舞った。ギュル大統領とハイリュニサ・ギュル大統領夫人は、フィッシャー大統領夫妻をユチュクユラル地区にあるボスフォラス・レストランに招待した。ギュル大統領は国民に手を振って挨拶した。

アブドゥッラー・ギュル大統領は、憲法裁判所が大統領選挙法に関して下した決定について、「私は原則として決めたことがある。それはこの議論には関わらないということだ。私にとって重要なことは、自分の責務をしっかりと遂行することだ」と述べた。

ギュル大統領は、オーストリアのハインツ・フィッシャー大統領と昼食をとった後、クラウンプラザホテルで記者からの質問に答えた。憲法裁判所が大統領選挙法に関して下した決定についての質問に対し、ギュル大統領は、「私は原則として決めたことがある。それはこの議論には関与しないことだ。私にとって重要なことは、自分の責務をしっかりと遂行することだ」と語った。

■まだ時間がある

ギュル大統領は、再び候補者となるのか否かの質問に「まだこれから、それについて話すには時間がある」と答えた。ギュル大統領は、ベキル・ボズダアー副首相が憲法裁判所の決定に関して行った発言に触れられると、この問題に関しての議論は続いており、その過程で皆自身の考えを述べていると話した。

■オザル大統領に必要なことが行われていない

ある記者の、トゥルグト・オザル第8共和国大統領の死に関する調査についての質問に対し、ギュル大統領は次のように述べた。:

「昨日もこれについて私の意見を明らかにした。在任中に亡くなった大統領のために行われるべきことが、残念ながらその当時行われなかった。行われていたのならば、今日こんな議論にはならなかっただろう。20年が経ってなお、家族や社会の要望を受け、(オザル大統領の死の原因を究明する)試みが始められることになった。ここで重要なのは、この種の議論を後に残さないということだ。事実が何であろうと明らかにせねばならない。」

■イズミルに万博の警告

アブドゥッラー・ギュル大統領は、クラウンプラザホテルで行われた万博サミットに参加し、スピーチを行った。イズミルを訪問した際には、いつも万博に関して何が行われているか、その進捗状況に気を配っていたと述べたギュル大統領は、(イズミルが)万博2015年の開催地を決定する投票に敗れるという不運は、イズミルではなく、トルコのその当時の条件に起因する不運だと強調した。これら全てから学び、万博2020を確実に勝ちとる必要があると述べたギュル大統領は、万博が「イズミルひとつのプロジェクト」ではないと述べた。ギュル大統領は、「この大きなエーゲ地域、トルコのプロジェクトである。イズミルの特定の街区や、郡でやれば良いというような議論は、ちっぽけな考え方だ。これは、トルコのプロジェクトであり、大きな規模で動くことで、全ての準備が最高の水準で行われうるのだ」と語った。オリンピック、万博、国連安保理に再び候補となることを明らかにしたギュル大統領は、「その日は今日である、この機会を逃さぬよう」と語った。

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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:26742 )