イエメン:アル=カーイダが対テロ戦争の司令官を自爆攻撃で殺害
2012年06月19日付 Al-Nahar紙

■アル=カーイダが、アデンで対アル=カーイダ戦争の指揮官を暗殺、彼を狙った自爆攻撃にて

2012年6月19日 『アン=ナハール』

【シナイ:アブー・バクル・アブドゥッラー】

イエメンのアル=カーイダ「アンサール・アッ=シャリーア(アル=シャリーア支援軍)」の自爆テロリストがアルカイダ掃討ためのイエメンの主力であり南部軍事地域の軍司令官サーリム・ナースィル・カタン少将を殺害した。彼は31武装旅団の指揮官で、その軍隊はイエメン南部のアル=カーイダ組織の軍事拠点の粉砕において記録的成功を収めた隊だった。

20代のソマリア人と思われる男性が、アデン県南部のマンスーラ地域のリーミー地区で
自爆ベルトを使ってカタン少将の隊列を攻撃し、結果として彼自身そして2人のカタン少将のボディガードが死亡し、9人が負傷した。負傷者はそのほとんどが通行人であり、そのうち2人が女性であった。

住人は、本紙対して次のように語った。
自爆テロリストは他の仲間と共にランドクルーザー車で攻撃地点に到着し、
車を降り、運んでいた爆弾の重みのため、ゆっくりとした足取りで進んだ。
そして通常車の運転手たちを減速させるために使われている地面のセメントの突起の近くで止まり、カタン少将の車の目の前で自爆した。少将の車はトヨタ社のピックアップだった。遺体が散らばり、その運転手と一人の兵士も殺された。

目撃者が述べたところによると、自爆テロリストはくたびれた民族衣装を着ており、普段カタン少将とボディガードたちをオフィスに送迎する車列の途上に停止し、カタン少将の運転手に対して、金の無心をする紙を振り、カタン少将がお金を与えるため車の窓を開けた瞬間に自爆したのが目撃された。

また目撃によると、カタン少将は、負傷者の助けを求めるうめき声のなか、彼の軍服のまま地面に横たわっていた。車の前方部は燃えていたが、兵士たちが彼を運び上げた。彼は意識不明状態で臓器破裂による多量出血に苦しみ、病院で救急手当てを受けたが、彼はそこで息絶えた。
軍と警察の複数の部署が現場を包囲し、現場検証を行った。

カタン少将はシャブワ県に生まれ、参謀次官などを含む幾つもの軍事的ポストを歴任してきた。5月初旬にアブドゥラッブゥ・マンスール・ハーディー大統領の決定により、アリー・アブドゥッラー・サーリフ前大統領に近いと言われるマフディ少将の後任として、南部軍事地域の司令官に任命された。そして、彼は、ハーディ大統領の解任決定に従うことを南部軍事地域の前司令官が拒否した数日後、カタン少将は当任務についていた。


アル=カーイダ組織

事件は暫定政権のメンバーが アデン市で定例週会議の開催のための準備をしている間に起きた。この期間は市への入り口や、ほとんどの道路で軍の部隊が展開し、厳重な治安警戒体制が敷かれていた。

アル=カーイダ組織は犯行声明を発表し、その声明で自爆者がソマリア人であることを述べ、イエメンにおけるアメリカの権益への攻撃を明言するとともに、軍事・治安当局者や市民に対して、新たな攻撃を仕掛けることを断言した。

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(翻訳者:尾崎仁美)
(記事ID:26760)