ヨルダンの芸術家たちは「白旗を挙げないだろう」
2012年06月23日付 al-Hayat 紙

■ヨルダンの芸術家たちは「白旗を挙げないだろう」

2012年6月23日 『アル=ハヤート』

【アンマン:ターミル・アッ=スマーディー】

「芸術家たちが人間の良心を守る…そして祖国と国民を守る」、最近ヨルダン芸術家組合界隈やギャラリーや、首都アンマンの中央に位置するアル=ウィーブダ地域の古い伝統地区内で頻繁に用いられる表現である。これらの言葉が、「彼らの創造環境が公的かつ意図的に疎外されている」ことに抗議して、数日前から同組合本部前での座り込みを始めた何十人もの芸術家たちの思いを凝縮したものであることは明らかである。

芸術家たちの示威行動は、街頭に出て、公開ハンガー・ストライキをすることで始まった。これは、さらにその怒りの炎を掻き立て、むしろ沸騰状態に達した緊張状態を確かめるためで、その理由は彼らが国営放送のテレビ画面で述べるように、芸術家らが疎外・無視を強いられていることにある。また、ヨルダンの芸術家らを率いるフセイン・アル=ハティーブ氏は、公開ハンガー・ストライキに訴えることで示威行動を新たにした。

本紙が組合の門前に建てられた抗議のテントを2日間取材した中で、同氏は本紙に対し「ヨルダンの芸術運動は街頭へ繰り出し、運動の要求を達成のため、あらゆる平和的手段をもってしてさらに拡大せられるだろう」と述べた。しかし、ヨルダン政府上層部の情報筋が本紙に述べたところによると、「芸術家たちの正当な要求を満たすことが出来ないでいるのは、純粋に経済的な理由」であるとし、国家予算の赤字は210億ドルを超えることを示した。

(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:26806 )